|
初期型に14年乗り続けていますが、いまだメインバッテリは交換していません。
今年に入ってバッテリ残量目盛が4になっても強制充電が止まらない症状が
良く起きるようになったので、ダイアグテスタ(S2000)でバッテリ状態を
確認してみました。2008年に確認した時の数値との比較です。
ΔSOC:20.0%(2008年)→ 24.0%(2015年)
オンボード均等充電:0(2008年) → 256回(2015年)
バッテリセルのバラツキを示すΔSOCはいつ見ても20.0%から変化しなかったので
いつしか見ることもなくなっていましたが、今回24%まで上昇していることが
わかりました。と同時に自動的に実施されるというオンボード均等充電の
実行履歴が200回を超えていました。
サービスマニュアルにはバッテリ交換の目安は、各セルの電圧差が1.2Vを
超えた場合とありますが、私が見たときは1V以下でした。
それから、しばらくアイドリング状態でいろいろな数値を見ていて
ふと気が付くと、ΔSOCは23.5%に若干改善していました。そのまま様子を
見ていたのですが、その日はそれ以上変化がありませんでした。
日を改めて(その間、普通に使用していました)もう一度ΔSOCを確認すると
なんと、ΔSOCは20.0%に戻っていました。
ここまでの結果をもとに、下記のように推測しています。
・バッテリが劣化すると、各セルの電圧バラツキが大きくなる。
・これを回復させるためにオンボード均等充電機能が自動的に働く。
・バッテリの劣化が進むと上記プロセスの動作頻度が増えていき、
やがて回復不能になり、エラー表示となる。
バッテリ目盛4でも充電が止まらない症状はオンボード均等充電の動作と
関連があるのではないかと思っています。
今後、時々ΔSOCの状況を確認してみますので、紹介しますね。
|
|