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ご無沙汰しております、せいちさです。
本現象を私も経験しましたので、私なり推測を書かせて頂きます。
THSIIの動力分割機構は、車軸に繋がったリングギア、エンジンと繋がったキャリア、発電機と繋がったサンギアで構成されていますが、停車状態でエンジンが始動する場合はサンギアがモーターとなってキャリアを回してエンジンを回転させていますよね。
この時、吸気側のバルブタイミングを変えるVVT-i制御にて圧縮する空気量を減らして圧縮圧力を低減させてエンジンを回り易くすると同時に、点火時期を変更したりして始動時の振動を出来るだけ低減させる工夫をしていると理解しています。(何処かの解説書に書いてありました)
R-VITでエスハイのアイドル回転数をモニタリングしていると約1,000回転前後に思えますので、エンジンをモーターで約1,000回転前後まで回してから点火させてエンジン単独で回る様にしていると思います。(エンジン点火後は、モーターは本来の発電機に戻る)
今回問題となっている振動現象は、この点火の際に正常に点火出来ず、エンジンが所定の回転数に上がらない事で一種のノッキングの様な状態になって大きな振動が発生している気がします。
私自身も2度経験していますが、いずれもコールドスタート時に発生していますし、2度目のときはそのままアクセルを踏み込んで加速したら収まりました。
加速した理由は、リングギアを回す事でエンジンに繋がっているキャリアが回り易くなる事でエンジンが安定すると考えたからです。
以上の理由から、この現象の原因はエンジン点火不良によるノッキングが主要因だろうと私は考えています。
これだと別に故障時の様な異常とは言えないのでログは記録されないと思いますし、私も特に気にする必要は無いと思います。(頻発するなら別です)
点火不良が起こるのは、色々な要因が考えられるので書くのは割愛させて下さい。
ただ、何故にコールドスタート時の発生率が高いのか、妥当な案が思い浮かびません。
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