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先日の暑い午後、8名乗車+エアコン稼働状態で渋滞路走行中にハイブリッド
警告灯とVSC警告灯が点灯しているのに気が付きました。同乗者は全く気が付かない
くらい動作には違和感がありませんが、MIMのバッテリ駆動・充電を示す黄色と
緑の矢印は全く表示されませんでした。
急いで自宅に戻り、ダイアグテスター(S2000)をつなぐとP3130-346とC1310の
エラーが出ており、ラジエーターのクリーングファンが2個ともまわりっぱなし
でした。駆動用モーターのインバータ温度をモニターしてみるとアイドリング
状態で85℃を示していました。
夜まで放置後にもう一度様子を見てみるとハイブリッド警告灯は点灯した
ままだったので、S2000で一度エラーをクリアしてみたところ再点灯しませんで
した。ということはポンプの動作が正常に戻っているということなので、翌日
ディーラーまで持って行き、無事ウォーターポンプを交換してもらいました。
4年前にも交換済なのですが、何度でも壊れるという噂を聞いていたので、
用心していましたが本当にまた壊れるとは思いませんでした。ただ、ウオーター
ポンプは2ピンで接続されていて回転数情報を本体側のコンピュータに送っては
いないようなので、ポンプが壊れたのではなく、インバータの過熱を検出しての
エラーだったのかもしれません。
ポンプ交換後、試しに様々な走行モードの際にモーター駆動インバータの
温度をモニターしてみました。(外気温33℃)
・高速道路を90km/hで走行中:50℃以下
・一般道を走行中:55〜75℃、発進時やブレーキング時には5℃程度は簡単に
上昇。結構めまぐるしく変動します。
80℃を超えることはなかったので、エラー発生時にアイドリングで85℃まで
上昇していたときはかなり危険な状況だったと推測されます。インバータ基板は
MOSFETやマイコン、電解コンデンサなどが実装されておりウォーターポンプの故障は
致命的です。その命運を樹脂製の華奢なポンプ1個が握っているのは、やはり脆弱な
冷却システムと言わざるをえません。
長くなりましたが、皆さんもウォーターポンプが故障した場合には無理に走行
して高額部品が壊れる前に早めにディーラーに連絡することをお勧めいたします。
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