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灰皿スイッチパネル

DIYに関しては全て自己責任の範囲でお願いします。
ディーラに迷惑を掛ける質問、行為はご遠慮ください。



難易度 ★★☆☆☆
作業時間 1時間前後
費用 2,500円(パネルのみ)
この商品は特許出願中です。




1)

2)

3)

4)
話は、DIYの画像付き掲示板に、SQさんが灰皿スイッチパネルを公開したのが始まりです。
その時の内容と、説明をご覧ください。

イヤミさんこんにちは、SQ@札幌です。
灰皿パネルの件、別添5枚の写真をご参照ください。

1). まずは開けたところで自由空間にUPしたものです。

2). 次は閉じた所で結構隙間が開いています。
が、私はあまり気になりません。
しいて言えば夜間の灰皿照明がうっすらと漏れているので「開いているな。」と自覚する程度でしょうか(笑)。
何が原因かよくわかりませんが、少なくともスイッチ本体は干渉していないようなので奥の配線だと思うのですが、、。

3). 次は灰皿後部(車体前方)に開けた不細工な穴です。
当初はパネルに入れた切り込みの上から配線を出していましたが2)のような隙間ができたので穴から配線を抜けば解決するものと思いましたがしませんでした。

4). 車体側の写真です。私も実際には見ていませんでしたが、撮ってみました。

5). 最後にパネルの写真ですが、電話で話した通り当初はたばこを置く所まで届くもので、横の溝の上に乗せるものでしたが、それだと灰皿を格納するとスイッチまで手前に倒れてしまうので横幅は溝にかからない程度に削り、手前の部分は形状に合わせて切り込みを入れています。
ABS樹脂にカッティングシートを貼っただけなので加工は簡単でした。
そして奥に入れた切り込みが上述の切り込みです。
ちなみに奥側にうっすら見えているのがプラス2の穴で、スイッチは入りますが、灰皿を結構前に引き出さなければ操作できないみたいですね。

アルミの試作品を見た時に「おぉ?!奇麗!」と思いましたが結構大変でしたね。
自分がテキトーに作っていたのであえて情報を送りませんでしたが、もっと早く送っておけば良かったですね。

というわけで参考になったかどうかわかりませんが、何かあればいつでも連絡ください。

5)


簡単に設置できるパネルの作成
SQさんと話しながら、誰でも簡単にスイッチを仕上げるには、パネルの一括作成が良いだろうと考えました。
そこでひびさんやJANBOさんにお手伝いいただき、金属成形メーカにレーザーカットして作って貰い、仕上げたのが左の写真です。

パネルが完成後、イヤミ商店で扱っている「BCM制御ユニット」のスイッチBOXに換わって提供し、使用感をみてみました。
その結果、大変使い易い上に不要時はしまえる事、夜間でもスイッチ内臓のLEDが光っているので、動作確認し易いと好評でした。


ラフデザインを元に製作会社と打ち合わせし、第1回目の試作が上がりました。
しかし、それが苦労の始まりです。

灰皿受け側の内部には、先の 4) の写真のように凸部が多くあり、パネルからスイッチ部分が僅かでも出ていると干渉します。
また、灰皿には灰皿を引き出した時に落ちないよう、ストッパー機構が付いています。
このストッパーをそのまま使うとパネルへの制限が大きくなり、上手くありません。

その結果、写真のようにストッパー無しとし、スイッチ部分を凹ますことに落ち着いたのです。
しかし、この凹みに灰皿形状と同じ綺麗なカーブとアールを付けているため、成形時にパネルに歪が生じて、とても大変だったと聞いています。

灰皿形状に合わせて、パネルがキッチリ取付られるように整形されているのがお分かりでしょうか?
(右写真)

 


材質は1.5ミリ厚のアルミ板です。
私の希望は黒のヘアライン仕上げでしたが、価格が高くなるのと、スイッチ部分をプレスで凹ませるため、機械上の小さなキズが防止できません。
そこで、完成品はアルミ素材のままとして、カッティングシートや塗装など、使う人が自由に選択できる方向にしました。

【カッティングシート貼りの場合】
使うカッティングシートはできるだけ柔らかい方が貼り易く、それを第一優先で選んでください。
また、1枚で一気に貼ろうとせず、凸部、凹部の3枚に分けて貼ると綺麗に貼れます。
貼りながら、内部に残った空気を追い出しながら貼るのは、ウインドウガラスにフィルムを貼る要領と同じです。

【塗料を塗る場合】
一般的に、アルミ板に直接塗装することはできても、塗料がアルミ材と馴染まず、ちょっとした刺激で剥がれてしまうものです。
この対策には下地処理を行う必要があり、初めにサフェイサなどを塗っておきます。
この処理は、先代エスティマのDIYにあります。

 

右の写真はスイッチを取付けた物ですが、スイッチは手前側に押し込んだ時にオンになる方が使い易いでしょう。
内部の配線にはフラットケーブルを使用しましたが、太くなければ一般的なペアケーブルを複数使っても大丈夫です。


一般的な灰皿の場合、ストッパーが付いています。
これにパネルを取付けようとすると、ストッパーが邪魔になって付かないので、ストッパーを外します。
右の写真の黄色い矢印部分にストッパーの「軸」があるので、先の細い物で内部に押し込みます。
 


軸が緩んだら内部にあるバネも緩むので、ストッパー全体を灰皿から剥がします。
取り去ったストッパーはなくさないよう保存してください。(子供じゃないって)
 

なお、ノースモーカーズボックスをお使いの方はストッパーがありませんが、付属で付いてきたウレタン材のストッパーを灰皿受けの上部に着けていると思います。
灰皿パネルにして灰皿受けに戻す時、このストッパーが邪魔しますので外してください。
パネルは灰皿内部と同じ形状に仕上がっているので、そのままでも「座り」がいいです。

しかし、パネルによって多少の遊びがある場合は、遊びが無くなるよう指で曲げてやると収まりが良くなります。
なお、どうしても心配な方は、パネルと灰皿が接触する部分に、両面粘着テープを貼って固定してください。


完成し取付けた灰皿スイッチパネル。

表にカッティングシートを貼り、スイッチ部分と同色に仕上げています。
スイッチをオンしたときにスイッチ内部のLEDが点灯するようにしていますが、スイッチ毎にLEDの色を変えると、スイッチと機能が分かって面白いかもしれません。
スイッチの操作は指の感触だけでできるので、運転の妨げになりません。

なお、灰皿スイッチパネルは、パネル、スイッチ、フラットケーブル、カッティングシートなどがセットされた内容で、 イヤミ商店 で販売開始しました。




参考までに
パネルにはスイッチを収める穴以外に3個の穴が開いています。
赤矢印で示した穴は、パネルを灰皿に収める時に、灰皿内部の出っ張りに干渉させないためと、パネルを成形する時に発生する歪の逃げ対策で開いています。
この穴はカッティングシートで隠れてしまいますが、積極的に使う事もできます。

【右の穴】
ここに3φのLEDを付け、通電していることを示すパイロットランプに使います。

【左の穴】
ここに5φの高輝度LEDを付け、下からカップフォルダーをライトアップします。
夜間のカップフォルダーの使用が楽になるのと、車内のインテリア照明としても楽しめます。


【パネル後部の穴】
下の写真はパネル後部の穴で、フラットケーブルを出すためのものです。
3ミリ程度の隙間があるので、一般的なケーブルなら楽に通すことができますが、この穴以上の太いケーブルを使うと、灰皿がコンソールに収め難くなります。

また、ケーブルがこの程度の太さであり、ACCをシガープラグ裏から得るのなら、全スイッチの合計消費電流は10A程度にしましょう。
 

この商品は特許出願中です。





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