Innovation for Ecology ![]() |
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夜間、後席の人が乗り降りする際地面が暗く足元の状況がわからなく、降りたらうっかり水溜りがあったり小さなお子様がつまずいたりする危険があります。 以前、ステップ部にランプを追加するDIYがありましたが地面までは光が届きませんでした。 この地面を照らす事を主眼に考えました。 ランプ自体はステップに完全に隠れるので純正パーツの様に思われること請け合いです。 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
作業時間 |
1.5時間程度 (すでにステップランプをつけている方は1時間もかかりません) |
費用 | 両側ドアで6千円程度 |
今回使用する光源は冷陰極管といって液晶画面のバックライトに使われている光源を使用します。 この光源をステップとボディーの間に挟みこむことで地面を照らす訳です。 初めて作業される方はステップ部まで電源を引かなくてはなりません。 作業自体は下記URLを参照して線を引っ張ってきてください。 http://www.nrs-net.co.jp/~nrs110/estima/hybrid606.html |
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線がステップ部まできましたら最初に陰冷極管を加工します。 加工といってもコンバーター(線の出ている部分)部に防水シリコンを念のため充填するだけです。 |
陰冷極管の加工が済みましたらステップ部の加工になります。 大体ステップの中央より前側に陰冷極管を付ける位置決めをしておきます。 |
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位置決めが終わりましたらステップの端の部分は強度を増すために桟が入っています。 その桟をニッパでパキパキ切っていきます。 切り終えたら冷陰極管を置いてステップに隠れるかどうか確認してください。 ![]() ![]() 再度ステップの下のほうに横方向に桟がありますのでそこをきり等で小さな穴を4〜5箇所空けます。 空けましたら細めのワイヤーを通してから冷陰極管をそのワイヤーで固定していきます。 |
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固定が終了しましたら、タップなどでラゲッジランプから引いてきた線と冷陰極管を接続して点灯を確認後ステップを元に戻せば完成です。 *ステップを元に戻す際にステップとボディーの間にうまく冷陰極管が挟まっていることを確認してから押し込んでください。 確認せずに無理に押し込むと冷陰極管が割れて使い物にならなくなる場合があります。 |
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完成した「ステップライト」 ![]() |
通常は1本で十分実用的ですが2本にするとかなり明るくなります。 冷陰極管も白のほかに赤・緑・青と4色ありますのでお好みでつけるとよいと思います。 ![]() |
冷陰極管も熱陰極管も基本的には蛍光管であり、発光原理は一般の蛍光管と同じです。 冷陰極管と熱陰極管との大きな違いは電極の部分です。 冷陰極管は電極の構造が簡単なため、非常に細い形状の蛍光管が可能です。 電極の電子放出が熱電子放出ではないので、冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)と呼ばれます。 冷陰極管は熱陰極管に比べて寿命が長いこと、小型でパワーが小さい、という特性を生かし、常夜灯などにも使われつつあります。 よく誤解されることですが、冷陰極管は陰極が冷だから陰極からの発熱は少ない、と言われます。 それは大きな間違いで、冷陰極管の陰極の発熱は同じパワーの熱陰極管より大きくなっています。 冷陰極管を使って機器を設計する場合、陰極付近の放熱が良くなるような注意が必要ですが、ここで使ったサイズなら、手で触っても熱いことはありません。 使用した冷陰極管は、 起動電圧:10.8V、定格電圧:12V(±10%)、規格電流:170mA、全長:24cm、直径:10φ、コード長さ:約20cm この他に長いもの 定格電圧:12V(±10%)、規格電流:400mA、全長:55cm(パイプ長:43.5cm)、直径:10φ、コード長さ:約20cm もあります。 定格電圧以上を長時間与えると、インバータ内部のトランスが破損するので、数十分程度で消すか、12Vの定電圧を加給するようにします。(車内での使用には、加給電圧に注意してください) |
この商品が入手し難い方は、イヤミ商店に問合せください。 12V用の大小サイズ、12Vの定電圧ユニットをご用意しています。 |