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スライドドアステップにフットランプを取付る

DIYに関しては全て自己責任の範囲でお願いします。
ディーラに迷惑を掛ける質問、行為はご遠慮ください。


夜間、スライドドアから乗り降りする時、ルームランプを消していると足元が暗いですね。

先日、前席ドアにカーテシランプを付けたので、スライドドアステップにもフットランプを取付て足元を明るくしようと考えました。

ここはカーテシと異なり、簡単な配線でスライドドア、バックドアの開閉と連動してライトが点灯します。
カーテシは工事が大変だと思われる方は、こちらから工作すると良いでしょう。
アルファードには無いが、新エルグランドにはLEDランプが付いていますよ!



難易度 ★★☆☆☆
作業時間 2時間前後
費用 2,000円〜4,000円



配線図
左図のように全体としては簡単な配線で、ラゲッジルームのランプ配線から左右のランプ用に配線を分岐し、ランプユニットを付けるだけです。

ラゲッジルーム用のランプユニット
(品番:81250-95J05-B2:@1,810円)を使うなら、スイッチが付いているので至極便利ですが、ドア用のカーテシユニットを使うなら、不要時に消灯できるようにスイッチなどが必要です。
【次の点を確認しておいて下さい】
ラゲッジルーム左側にラゲッジランプがありますが、ユニット内のスイッチを入れていると、スライドドアとバックドアの開閉によりランプが連動点灯します。

これはボディーECUがドアの状態を管理しているので、その情報でランプが点灯するのです。
したがい、ラゲッジルームの配線に並列に追加配線すれば、ラゲッジルームランプと同様に点灯します。


部品の購入
ディーラからラゲッジルーム用のランプユニット 品番:81250-95J05-B2:@1,810円を2個購入します。
これにはスイッチが付いているので、不要時は消せるので便利です。

反面、価格が高いので、スイッチ無しのフロントドア用カーテシランプを2個購入しても良いでしょう(81230-30140(¥840円)2個購入)
また、このようなユニットを買わず、高輝度LEDを複数個使用するのも面白いですが、光が当る面積が狭い為、取付場所が限定されます。

購入するどちらのユニットにもハーネスが付いていないので、下記に従いコネクタ等を加工します。


配線の事前準備
ラゲッジルームの左側にあるラゲッジルームランプのケースを、内張り剥しなどを使って「こじって」外します。
出てきたユニットの裏に刺さっているコネクタを外したのが右の写真です。
赤線がプラス、赤地に黒線がマイナス側(直接接地されていない点に注意!)。
スライドドア、バックドアの一つでも開いていると通電するので、十分に注意して扱ってください。
このコネクタに入っている線から左右のスライドドア付近まで配線するため、その長さ分のコード(太くなくて良い)を用意し、スライドドア付近からラゲッジルームに遡って配線します。(スライドドア付近のコードの先端にはコネクタを付けておきます)
ゲッジルーム迄の配線は、パネルやカーペットに隠して見映えを良くします。


ユニットに配線を付ける
 
ランプユニットにはハーネスが付属しないので、そのままでは配線ができません。

左写真の赤○内にあるピンに数10cmのケーブルをハンダ付けしますが、このピンはメッキ処理されている為、そのままではハンダが乗りません。
そこで事前にナイフの先やヤスリで細かなキズを着け、ハンダ定着を促進させておきます。

ケーブルをハンダつけしたらケーブルをスイッチ取付足に絡めておき、引張り力で取れないよう対策しておきます(右の写真)。
また、ケーブルの先にはコネクタを付け、先に配線したケーブルと接続できるようにします。


ユニットの型取り
配線の前でも後でも構わないので、ユニット取付け穴用の型を取ります。

初めにユニット全体の大きさを紙に写し、ユニット裏にある外周部分の「溝」部分までの寸法を写します。(内周寸法)

内周は少し小さめにしておくのがコツで、大きいとユニットが止まらなくなるので、そのときは接着剤で遠慮せず固定しましょう!


サイドドア スカツフプレートを外し、ユニット装填の穴を開ける
 

サイドドア スカツフプレートにランプユニットを嵌め込みますが、スカツフプレートを外すと多くの配線が通っています。
ユニットを取付けたとき、配線やフレームに干渉しない位置を探してください。
なお、スカツフプレートは、前端部のツメのかん合を外し、クリップのかん合をはずしながらスカツフプレートの縁を持って上に引くと外れます。

先の型紙から、穴の大きさをスカツフプレートに転写します。
転写した線の内側になるようドリル(ハンドドリルが良いです)で連続穴を開け、全てが開いたらカッター等で綺麗にカットします。
柔らかい材質なので苦も無く開けられ、片側10〜15分で完了します。
 


スカツフプレートにランプユニットを取付ける
スカツフプレートにランプユニットを入れてみます。
少し固いくらいがいいですが、スカツフプレートの側面は、右の写真のように上部が斜めに変形しているので、場所によっては完璧に止まらないかもしれません。

ちょっとした力で引っ張って取れなければ問題無いので、良さそうならユニットを一旦外しておきます。
スカツフプレートをボディーに嵌め込み、先に配線しておいたコネクタ付きケーブルをユニット取付け穴から引出しておきます。
次にランプユニットの配線をそれにコネクトし、余分な配線は纏めてテーピング(ウレタンなどを巻くと振動音防止になる)して穴の中に戻し、ユニットをしっかり嵌め込みます。


大元の結線をする
全ての配置、配線が間違いなく完了したらラゲッジルームのランプ配線に、左右のランプ配線を接続します。
このとき、バッテリーのマイナス端子を外しておくと安心して作業ができます。

今回はエレクトロタップを使って分岐しましたが、左右2本づつの配線があるので少し面倒です。
きっちりロックしたら、念のためテーピングで縛っておくとロックが外れず安心できますね。

写真では見えませんが、赤線から分岐した線には2A程度のヒューズを入れています。


動作確認 そして完成!
配線後の動作確認する為に、スライドドアかバックドアを開けておきます。
スイッチは下がオンなのでオン/オフに切り替えると、それに従いランプが点滅するはずです。
全てのドアを閉めて消灯し、何処かを開けると点灯すれば動作は完璧です。
 

今回取り付けた場所は、スカツフプレートの真中より少し前の場所です。
私の2ndシートはいつもリムジン仕様で下がっているので、乗り降りの照明にちょうど良い場所ですが、反面、「つま先で押される場所」になる可能性が高いです。
でも、今のところ問題なく使えています。


私はクルマの室内照明は「昔ながらの電球色」が好きで、ドアカーテシ、前席のフットランプ、2ndシートのフットランプなど、全て電球で統一しています。
今回も同じ色合いなので、とても品位が上がりました。

次の展開として、夜間走行時は常夜灯にしました。
勿論、スモール連動・スイッチ対応型ですが、2nd席で暗い足元が確認できるのと照明色が美しいので、素晴らしいインテリアグッズになりました。
 





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