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イヤミ工房推奨 低価格で高品位なカーオーディオシステム構築

オーディオについて語りませんか?
貴方は「音楽派」? それとも「音派」?
「カーオーディオは、強烈な低音で体全体が震えるくらいでないといい音とは言えないな」と考えている貴方。  以下の説明は「釈迦に説法」ですので こちら からお引取りください。

そうではなく
「音楽を音楽として、楽器は楽器として楽しみたい」貴方、ようこそいらっしゃいました。
そのような貴方に、ここでは最低価格で最上の音楽が、楽器が楽しめるカーオーディオ造りを提案しましょう。



ボーカルは肉声に近く、ピアノはピアノらしく 再現したい!  発端はただこれだけでした。

重低音がどうの、高音の伸びがこうの、楽器が見える、ボーカルが目の前で歌っている...等々
これら一般的なカーオーディオマニアが考える崇高なレベルは、これまで私の頭を一度も過ぎりませんでした。 これだけでウン十年。 多くの費用を掛け、大量の時間を消費して試行錯誤してきましたが、結論は「所詮クルマという俗悪環境で聞く音楽=諦め」になっていました。

しかし、とうとう私の希望を叶えてくれる場面が出てきて、早や3年。 少しの試行錯誤はありましたが泥沼に入る事も無く、今では楽しく「音楽を聴く」ことができます。

「音」を聞くのではなく音楽を楽しむのですから、ここには「音に対してにイイ」と言われている床を這いずり回る太いスピーカケーブル、低音増強のサブウーファー、高級アンプ、ドアの完全デッドニング...等々  はありません。
正に純正オーディオを基盤とし
「悪いところの交換」「良いところを延ばしていく」 という考え方で、これまでのカーオーディオの考え方を覆してしまうほどの内容です。

ここで説明しているシステムを導入し、素晴らしい効果を出している方が多くいます。
皆さん追加費用は10万円以下。 リセール時には次のクルマに移植ができることから長く使っていただける内容であり、システム構成もシンプルそのもの。
皆さん「複雑な方が良い音になる」と思い込まれていますが、このシステムから出てくる音楽を一度体験すると「耳からウロコが落ちた!」と叫喚の声が出ます。

オーディオは上を見たら際限がありませんから、コストパフォーマンスを第一に考え、しかも良い音質が得られる組み合わせを求めています。  だから
「お金を掛けなければいい音にならない」 と思っている貴方も、どうぞこちらからお引取りください。
カーオーディオの音質向上に悩んでいる貴方、その泥沼から引上げて差し上げますよ!

題して『泥沼に入らないための イヤミ流「カーオーディオの構築と実践」』の始りです。






何か可笑しいカーオーディオマニア
カーオーディオを少しでも良くしたい、良い音質で音楽を聴きたいと思うのは当然の欲求です。  お乗りのクルマが静かになればなるほど、その気持ちは高まります。

しかし、カーオーディオは上を見たらキリが無く、機材の交換を始めると際限なくお金が掛かります。  試行錯誤の結果、現状で満足できていたにも関わらず、人様のクルマの音を聞くと疑問が湧き出し、更なる試行錯誤が続きます。  私の場合、クルマ暦は30年を越え、この間でカーオーディオに注ぎ込んだ金額は馬鹿になりませんが、けして満足できる音質ではありませんでした。


一方、カーオーディオの世界は可笑しな事が多く、通行人にも聞かせたいのかスーパーウーファーをズンドコさせて走行するクルマ。  車内のあちこちにスピーカを付け、スピーカが多いのは良い音だ、と悦に入るオーナー。  スピーカからの音に反応して、車内の灯りががピッカピカ光るクルマ。 等々  彼らは音楽を音楽として楽しむのではなく、「音」そのものを楽しんでいるに過ぎない、と考えてしまう私が異常なのでしょうか。

音は完璧に「嗜好品」です。  聞く方の好みであり、ドンシャリが好きだという人がいれば、それは嫌いだという人がいます。  フルレンジ一発の素直な音がいい、と純正ツィータを撤去する人、多くのスピーカから発せられる音に身を包むのがいいという人、低域を少なめにした音、硬い音、柔らかい音...  人それぞれで音の質、好みが異なります。

歪んだ音が気にならない人もいれば、ちょっとしたノイズでも気になって原因を追求する人もいます。  重いデッドニングをした結果、音に重厚さが増して喜んでいたのに、やがてドアが重さに耐えられずに傾いてしまい、ドアが閉まらない、という笑い話もあります。  大きなパワーアンプと大きなウーファーを後席に置いた為、家族で乗るはずのクルマが2名乗車しかできない。  何のためのカーオーディオなのでしょう。


イヤミ号のオーディオシステム



先ず初めに、正確な物差しを幾つか持ってください
物差しの基本は「生の楽器音」です。
自分で楽器を演奏できるなら、その音色が基準になります。  私のように楽器演奏ができない人は、オーケストラやジャズなどの生演奏をふんだんに聞き、耳を慣らします。 但し、アンプを通さずに聞ける音、これが基準です。  よく電気系統のコンサート?で、PAをガンガン鳴らしている場面がありますが、これは対象外。  こんなのに合わせたらとんでもない物が出来上がります。
これら正統派の音色が基本中の基本物差しで、これにカーオーディオの音質を合わせる為に使います。


次の物差しはお使いの「純正アンプの音質」です。
スピーカ交換したり、アンプ交換、種々雑多なチューニングをする場合の基準値です。  この基準値からどう変化したか、それの基になるものです。
が...
  純正アンプは、出力される音質に色付けは全く無いのでしょうか?
付属する貧弱な純正スピーカから迫力ある低音を出し、効率の悪いツィータからそこそこの高音を出したい...  いわば見てくれが良いように、購入者が驚くように、タ〜ップリと色付けしている事を、貴方はご存知でしょうか?  要は安い費用で<凄さ>を出し、少しでも売れるクルマにしたい、という事なのでしょう。

アンプには音質調整があり、低音域、中音域、高音域の増減が設定できます。  ここが全て中点の場合、一般的な考えでは低域から高域まで「フラット」と考えますが、実はそのポイントであっても、低域と高域が余計に増幅されていて、特に低域の増幅が極端に多くなっています。(右のグラフでお分かりになりますか?)

このように手の込んだ事をする理由は、他の周波数より過大増幅された低音が純正スピーカから出るので、「すっげ〜ぇ音だ」となる訳で、さらには「このクルマのオーディオが気に入った、買いだ!」 に繋がるからでしょう。
ドアの内張り内部に潜むスピーカがこの写真のような物
だとは気付かずに。(車種不明にするため画像処理しています)

全ての純正アンプがそうだ、とはいいませんが、多くの純正アンプ、社外のNAVI付属のアンプはこの傾向があります。 (並んだ多くの製品の中から一つを選ぶ時、ズンズンドコドコの方を選ぶでしょう?、貴方!)


純正アンプの音質をフラットな音にして聞いてみましょう。 それが基準値になります。
低域をマイナス側に3〜4、高域もマイナス側に1ポイント下げ、お馴染みのCD音楽を聴いてみてください。  この音が「ほぼフラットな周波数特性」であり、それをスピーカに送れば、純正スピーカ、純正ツィータの元々の「仕様通り」の音が聞かれます。
どうですかこの音、迫力に乏しいでしょう? でも、誇張が無いから、落ち着いて聞かれる音ではないでしょうか。  もし極端に音が小さくなったり、非常に硬い音になったり、低音が全く出なくなった場合は、そのアンプは誇張していないと考えられます。


もっともっと確実な方法があります。
右は私が自宅で使っているマランツのアンプですが、このようなホームオーディオ用アンプを純正スピーカにつなぎます。 音楽ソースには同じくホームオーディオ用のCDプレーヤーを使い、CD音源をそのまま入力します。  アンプの音質調整はフラットかスルーにし、CDソースがそのままスピーカから出るようにします。  ちょっと面倒ですが、この音が色付けの無い純正スピーカの音であり、現在の状態で最も正確な物差しになります。  (純正アンプとの音質の差、分かりましたか!? カーオーディオアンプは誇張されているでしょう?

この音が貴方の耳の基準、いわば物差しです。
この基準値を持っていないと、スピーカ交換してもアンプ交換しても、「狂った物差し」で長さを測っているようなもの。
ショップで聞いたら良かったのに、自分のクルマで聞いたらおかしい。 アンプとの相性が悪いのかなぁ」 よく聞く話です。 
ショップで鳴らしているアンプだって完璧にフラットではなく、狂った物差しがふんだんに有り、気が付かないとサブウーファーを連動で鳴らしていたりします。  しかも試聴用のスピーカは自分の方に向かれて置いてあり、厚手のスピーカボックスにも入っています。
これは正に「ホームオーディオ仕様」。 高音だってまともに聞こえ、全体がイイ音で聞こえるのが当然です。
しかしクルマは劣悪なドア内部。 更に自分から見たら180度方向に付け
るんでしょう? 
冷静に考えたら分かるのに、耳が燃えているから悩むのです。(写真はイメージ図です)

その結果、何度もスピーカを換えアンプ交換し、果てはぶっといケーブルまで交換しても希望通りの音質が得られない。 毎日が地獄なのに、自分が泥沼にどっぷり浸かって抜け出せなくなっているのが分からない。

出ては消え行く音ですから実体が掴めません。
だから、有名評論家が「これがいい」と言えば盲目的に従ってしまいます。  正に、オーディオとは「嗜好品」であり、個人毎の感性で異なっています。 そう思う事も「一つの物差し」です。


エッ! これで高音が劇的に変わるの!?
ライトチューニングとして定着した「ツィータのコンデンサ」交換。  イヤミ工房では既に1300セットを出荷し、皆さんから高く評価されています。

なにしろ、純正ツィータに付いている電解コンデンサを、オーディオの世界では定評のフィルムコンデンサに交換するだけで、純正ツィータが本当に「生き返る」のです。
これまで、こんな安いお手軽チューンが有ったでしょうか?

コンデンサ交換で

「ツィータからの音が良くなる」
「しっかり仕事をしてくれる」

と、交換結果しか理解していない方が多いので、その理由を「さわり」だけお教えしましょう。



数多くあるスピーカの分類には

■フルレンジ(全周波数対応)
■スーパーウーファー(超低音域)
■ウーファー(低音域)
■サブウーファー(ウーファーの補助的低音域)
■スコーカー(中音域)
■ツィータ(高音域)
■スーパーツィータ(高域〜超高域)

などがあることはご存知の通りです。


これらのスピーカは、その名称によって再生できる周波数範囲が決められており、この記事で取り上げているツィータは、例えば7,000Hz以上の周波数を再生します。
このようなツィータに低音から高音を一度に入力した場合、再生周波数以下の音が入るとツィータが壊れます。  そこで、ツィータをコンデンサと直列に入れ、コンデンサの特性を利用して特定周波数以上を通しそれ以下は通さないようにします。

このコンデンサにはアンプから出てくる低音から高音がモロに掛かります。
コンデンサの値が関与し、与えられた周波数を判断して出力を制御するので、オーディオの世界で考えると非常に大切な物です。
しかし、コスト削減の今日、音質がどうのこうのとは言ってらない為、単に周波数を整理できればイイ、原価は安く、ということで付けられているのが純正の電解コンデンサです。
秋葉原で買ったら1個数円程度。 内部の構造、材料から考えても、ここで使うには良い物ではありません。

そのような「場違い」な物が使われているので、通す高音に対しては抵抗となって音量を下げ、元は綺麗だった音質にノイズを絡めて出力するので、カーテンの向こう側で鳴っているような高音が出てくるのです。  これが「ツィータが仕事をしていない」と言われる大きな理由です。

このコンデンサをノイズが少なく抵抗の少ない物に交換すれば、もっともっとツィータ本来の働きをする事になる訳です。  しかし、質が良く値が合っていればどんなコンデンサでも使えるのでしょうか?

コンデンサにも多くの種類があり、高圧電気回路向け、音声回路向け、更に使用材料の違いからも数多くの用途に分かれます。
今回使ったコンデンサはフィルムコンデンサと呼ばれ、材料にフィルムを使っていることでオーディオの世界では多く使われている物です。
しかし、フィルムコンデンサにも多くの種類があり、同じ値、同じ耐電圧でも価格が大きく異なっています。

私が幾つか試したところ、ホームオーディオ用として定評ある高額のコンデンサは、クルマで使うと音質が綺麗過ぎる反面、インパクトが感じられず合いませんでした。  騒音の無い家庭内で静かに音楽を聞く場合に効果的なのでしょう。
反面、家庭で使うとインパクトが有り過ぎて高音が強く感じられるコンデンサ、これがクルマに最も合う(*1)と判断し、数ヶ月のテストを経て提供を開始したのです。   (*1)たまたま純正ツィータの性能とマッチしたからかもしれません。

次にコンデンサの値です。
提供品は純正コンデンンサと同じ値です。 実はコンデンサの値で、そこを通す周波数が決まるから、一般的には付いていた値以上に大きい物は使いません。  小さくする分にはツィータから出る周波数が高くなるだけなので良いのですが、ドアスピーカの周波数との「つなぎ」に違和感を感じるかもしれません。

これらの理由から、純正コンデンサと同じ値という「無難な線」に落ち着きました。  私はテスト段階から純正の値から15%下げた物を使っていますが、音質やバランスなどの好みがあるので、一概にこれがイイとは言えません。

コンデンサはイヤミ工房扱い商品です。


チューニングの初めに「サウンドシャキット」あり
ツィータのライトチューニングはともかく、アンプやスピーカ交換、デッドニングなどに多くの時間と費用を掛け試行錯誤を繰り返した結果、得られたのは「疑問」だけでした。

今聞いている音がベストで良い音なのか? これが満足できる音なのか?  そんな時、偶然知ったサウンドシャキット。  たまたまクルマを買い換える事になり、使っていた社外オーディオ機器を処分したので、新たな機材を探していたところでした。

音をシャキッとさせる? なんか胡散臭いネーミングだなあ?
と思いながらも純正アンプ、純正スピーカに取り付けてみると
何と言うことでしょう!?」  これが純正システムの音なのでしょうか?  純正品は一切触っていないにも関わらず、「劇的改造」に匹敵、いやそれ以上の効果が出たのに、心底驚いてしまいました。

その効果とは、

1.バイオリンはよりバイオリンらしく
2.コントラバスはよりコントラバスらしく
3.聞き覚えのある人の声はよりその人らしく

この特徴を思い切って強調でき、しかも元の音色をしっかり確保しています。
これは正に「第一の物差し」に近づく為の機材と考える事ができます。

これは、

1.良い音色のバイオリンの音の波形と普通の音色のバイオリンの波形に決定的な違い
  があるが、悪い音色のバイオリンの波形を良い音色の波形に変えられないか?
2.[スピーカからの音色]を[弾いている人が聴いている音色]で再生したい。

という欲求からの産物だそうです。

普通のオーディオは、左右離れた2台のスピーカから2等辺三角形の位置でリスニングする前提で音作りされています。  しかしサウンドシャキットは、[スピーカからの音色]を[弾いている人が聴いている音色]で再生したいという設計思想から、 臨場感、正に自分が楽器を奏でている音、オーケストラの指揮者が聞く音を目指して開発されています。

そのため、サウンドシャキットを使った音作りには臨場感を感じます。  自分が楽器を奏でているがごとく聞こえる音楽は、上手く設定すれば生の音にどんどん近づくでしょう。  これは、これまでのステレオ装置では逆立ちしてもできない事で、発想からして異なっているからです。


この素晴らしい設計思想と、製作・販売会社の商品に対する姿勢に共感したことで、私自身がこの製品を販売できるようお願いしました。  これまで個人販売は特別なケースを除いては無かったそうですが、社内打合せの結果OKをいただき、私の扱い商品として微力ですが「布教活動」しています。

しかし残念なことがあります。 この商品はカーショップやディーラでも扱っていますが、製品に対する理解力が少ない為か、積極的に販売されていません。
よくこんな製品を買う人がいるもんだなぁ」とは有名カーショップの店員の言葉です。  何事もそうですが、自分で使い自分で考え、自分で結論した物でなければ「物の本質」は分からないのです。


私はクルマでの体験を基にして、家庭用のオーディオアンプにもサウンドシャキットを繋いでいます。  設置場所の問題で超小型のスピーカを使っていますが、大きなスピーカが鳴っていると思うくらいの音質改善、臨場感を出しています。

サウンドシャキットを使えば、大量の出費をせず、試行錯誤しないから無駄な時間が削減でき、泥沼に入ることなく好みの音質に一直線で辿り着けると提案します。
それは正に、これまで私が求めていた音造り 「ボーカルは肉声に近く」「ピアノはピアノらしく」聞きたい
というテーマに合致しているからです。



サウンドシャキットの接続と使用方法
サウンドシャキットは「純正アンプ」と「スピーカ」の間に挿入します。
通常、純正アンプの出口はコネクタ接続なので、コネクタを介してスピーカハーネスと繋がっています。  このコネクタとハーネスの間に、専用接続配線キットを使ってサウンドシャキットを割り込ませますので、難しい作業ではありません。

純正アンプから出た音楽はサウンドシャキットに入ります。  その音を一旦減衰させ、サウンドシャキットの効果[Speaten]を掛けて増幅し直します。  増幅した音をスピーカラインに送り、スピーカからは臨場感溢れる音が聞こえる事になります。

サウンドシャキットは純正アンプ、純正スピーカのクオリティーを劇的に向上します。 しかし、

純正アンプのほとんど、社外アンプのいくつかは、質の悪いドアスピーカから迫力ある低音を出し、ノイズの多いツィータからインパクトのある高音が出るよう、低域、高域を強調(ブースト)しています。  そのため、一見する(一聞する)と凄いシステムだ、という印象を受けますが、タップリ色付けされた音です。

こんな状態でサウンドシャキットを通したら「ドンドンシャリシャリ」となり、返って音質が悪くなります。  これが世に言うところの「サウンドシャキットの音はドンシャリして嫌いだ」と言われる原因なのです。

そこでアンプの周波数設定(イコライザ)を低域で3〜4ポイント下げ、高域も1ポイント下げてみてください。  この状態が低域から高域までフラットな設定ですから、サウンドシャキットを通した音は、締まりのある低音、落ち着きのある高音になり、素晴らしい音質に変化したはずです。


この状態で満足できるなら、これ以降の機器交換は必要ありませんし、扱いの面倒なぶっといスピーカケーブルに換える必要も無いのです。


ドアスピーカ交換
サウンドシャキットを使い込んでくると、音楽を体全体で受け止めたくなり、次第にボリュームを上げたくなってきます。  すると純正スピーカが音割れしだします。 これが純正スピーカの限界点です。
ボリュームを上げなければ音割れしませんが、一度聞いてしまった限界点。 気になってしまうでしょうね?  ここが思案の分かれ目です。

もしここで「音割れ対策にドアのデッドニングをしよう」と考えた貴方。 それは間違いで、デッドニングして低域の音量は増えても、スピーカ自体の限界点は変わらないのです。
後で書きますが、デッドニングは最後の最後、もうやる事が無くなったらにしましょう。

さて、スピーカ交換に気持ちが動いてしまったら、私のお薦めのスピーカを使ってください。  それはサウンドサイエンス社が出しているフルレンジスピーカー f2−S16F。  これはサウンドシャキット効果を余すところ無く再現するスピーカです。


サウンドシャキットをお使いならこれ以外の選択肢はありません。  また、運悪くサウンドシャキットをお持ちでない場合、音質保証はしませんが結構使えます。  この場合、純正アンプ、社外アンプとも低域が持ち上がった設定になっていますので、周波数設定(イコライザ)を好みに合わせて使ってください。

このスピーカのコーン、エッジは音質重視の素材でできています。 また、音質を左右する磁石が大きく重く、スピーカ自体の奥行きもあることから、素晴らしい音質が予感できます。  しかし、実際に鳴らしてみると音に硬さが残り「嘘つきイヤミ! 選択が間違ったゾ!」と思うでしょう。  しかしここで諦めず、少しパワーを掛けて鳴らし込んでください。(これをエージングと言います)
ここで「もっと低音が欲しい」からとデッドニングに走る貴方! 貴方の考えは間違ってますよ。

1〜2週間すると出てくる音に変化がみられ、音に広がりと奥行きが出てきます。 同時に低音が多くなっていることに気がつくはずです。  低音が多くなっても締まりがあり、芯がシッカリした音質は変わりません。

  S16Fは当初の生産台数が完売しました。
  次期の生産を期待していたら原材料高騰となり、同じ価格で販売ができないとのこと。
  バージョンアップも検討したそうですが、今のところ計画は無いそうです。


さて、皆さんは腹に響く低音が好きですか?  耳に心地良いマニヤックな説明が好きですか?
これらが無いとカーオーディオではない、と思い違いしていませんか? 
では面白い話を2つご紹介しましょう。

あるクルマのイベント会場にやって来た1台の大型ワンボックス車。  大きなバックドアを開けると、3rdシートとラゲッジルームを繋げた場所に、2個の巨大なスピーカボックスが陣取っています。  そのオーナーがオーディオのスイッチを入れると、付近の人に構い無く強烈な「音」が響き渡り、重低音がモロに腹に飛び込んできます。 それは金を掛けて音楽を聴くというより「音を聞かせる機械」にしか見えなかったのには笑いました。
なぜなら、強烈な重低音が中心で、中域は抜け落ち、高域は出ているにも関わらず聞こえない。  だから何の音楽なのか、サッパリ分からない。  しかも、スピーカボックスもクルマ全体もビビリまくっているのに、本人は悦に入っている様子。  そう、彼は単に「低音が好き」が高じた「音キチ」だったのです。

「重厚で引き締まった低音、落ち着きの中に繊細でいて輝きのある中音、透明感溢れ綺麗に澄んだ高音に驚きを隠せない...」  「低音はそこそこ出ているが中音域にインパクトがあり、高域はノイジィーだが全体を相殺すると聞き易いスピーカだ」
どこかのオーディオ評論家の説明。  <実は私もこのような言葉を時々引用している(冷汗;)>
これらも本人だけが悦に入る意味不明のコメント。

「その飲み心地の爽やかさの中に、雨上がりの小道に咲くブタクサの香りに数本の藁が混じり...」
というワインの口上も同類項。
万人が分かるよう具体的に説明しろ、って言いたくなります。

f2−S16Fの説明は簡単そのもの
ヴォーカルの再現性を重視し、味付けも色づけも無いストレートなリアルサウンドを追求
正にこれだけ。
「この○×社のスピーカ、低音は良く出てるのにボーカルが向こうの方で歌ってるね」。
これも一般に良く聞く言葉です。

低域や高域は、別に追加する専用スピーカで何とか誤魔化せるが、中域はスピーカの特性がモロに出ます。  だから私は、生で聞いた歌手の声(ボーカル)を「物差し」として、アンプやスピーカの選定・調整を行います。
これは単純なようで実は非常に難しいのですが、f2−S16Fは「ヴォーカルの再現性を重視」するスピーカなので、僅かな調整で肉声に近づける事ができました。 

また、このスピーカは一般のメーカ製品のように、買って欲しいが為に「初めから耳に心地良い音を出す」という事はしていません。  数ヶ月、数年先の音質変化を読んで、初めは硬く、使い込むほど本来の音質になるよう設計されているからで、客に媚を売らない技術屋の姿勢は見習いたいものです。
このことから
f2−S16Fは、使えば使うほど良くなるスピーカなのです。



ひと休みして横道に...

f2−S16Fの音質に惚れ込んだ私は、ホームオーディオ用に使えないか考えました。
一般的に、クルマ用のスピーカでも、ホームオーディオ用のエンクロジャー(スピーカBOX)に入れて試作・測定を繰り返している事実をしっていたので、 無謀な事ではないと考えていました。
問題はエンクロージャーの容積とツィータの必要性です。


 

ここで使ったのはMDF材でできた変形BOXで、容積は20リットル。 16cmのスピーカにはちょうど良い容量でしょう。
構造から考えると、スピーカ後部から発する音が、BOX内部で拡散するよう後部を絞っています。
したがい、少ない吸音材と15センチ角のカーボンフェルト材を1枚入れ、反射音を吸い過ぎず、余分な反射を抑え生音に近付けています。

高域ですが、測定用に多くの周波数が記録されているCDを鳴らしてみたところ、f2−S16Fは10,000Hz以上を出すのはキツイ、ということが分かりました。
そこで、スーパーツィータであるフォステクス社のT90Aを用意し、0.68μFのコンデンサを介してアッテネータで調整すると、50Hz〜15,000Hz(高域は私の耳で聞こえる範囲) が難なく表現され、「双方の周波数的な繋ぎ」も良好です。

測定器で調べると、バスレフエンクロージャー+「アルファ」の効果もあり、低域は40Hz以下から出ています。
高域は300,000Hz以上が記録されていますが、悲しいかな私の耳では15,000Hz以上が聞こえない(老化?)ので残念です。
でも、楽器が出す二次、三次高調波も再現するので、耳で実際には聞こえなくても、とても心地良い音楽になります。

写真にはプラズマTVが写っていますが、DVDの映画は別に用意した5.1ch用アンプとスピーカで楽しんでおり、f2−S16Fはステレオ音楽専用。  飛行機や機関車を走り回すのは、勿体無くて使えませんよ(笑)。

プラズマTVの下側にサウンドシャキットがあるの、見えますか?
それが上記の「プラスアルファ」で、既に生産予定数を完了・完売した、あのRC−Gです。
夜の静かな時に「シャキットネス」を軽く掛け、音量が僅かでも臨場感を出すのに使っています。

このスピーカシステムで聞くFMやAM放送が実にいいんです。
えー?...FM放送、AM放送がいい!? って言われるでしょうが、周波数の高低を切り取られているはずなのに、とてもリアルなんです。

 「今掛けているCD、貸してよ」
 「FM江戸川(84.3MHz)に聞いてみようか、今掛けてるCDを貸してくれって」
 「えー!? これFM放送? ウソだろ、こんなFMは聞いた事ないぞ」
友人との笑い話。
AM放送も実にイイですよ。 だから、このシステムになってから、TVはほとんど見なくなりましたね。

音楽は勿論のこと、アナウンサーの声も、生で聞いてる感じがして、身震いします。
そんなところから、中域重視、ボーカルに的を絞ったf2−S16Fの設計思想を感じるシステムに仕上がりました。

<このスピーカシステム、イヤミ工房で販売したいと計画中  以上、横道終了!>




【左側】
純正でも音質が素晴らしいと言われているウインダム用スピーカ
【右側】
サウンドサイエンス社のフルレンジスピーカ、f2−S16F

構造、コーン、磁石など、どれを比べてもf2−S16Fのできの良さが分かる。
これがペアで1.5万円でお釣りが来る。 音質良し価格良しでコストパフォーマンス抜群のスピーカだ。



余談ですが...
このスピーカのメーカであるサウンドサイエンス社では、販売前のテストに「水掛テスト」を半年間、行ったそうです。  ご存知のように、洗車時にはドア内部にかなりの水が入ります。 純正スピーカではスピーカ裏側に防水フードを付けて凌いでいますが、S16Fはそのような物が無く、コーンが剥き出しです。

しかし、事前テストで証明されているように、水を掛けても音質、性能に影響が無く、錆びも出なかったそうです。  こんなテスト、有名音響メーカではやっているのでしょうか?



ツィータ交換
どうです? サウンドシャキット+f2−S16Fの音質。
素晴らしいと思いませんか? 「これが純正アンプの音か!?」と思われるでしょう。  f2−S16Fは使い込むほど低域が豊かになってきますから、低音が多いと思われたらサウンドシャキットのセレクタスイッチを7〜9にして低音を抑えましょう。

私の場合は、セレクターは7番、純正アンプのイコライザは低音をマイナス4、高音をマイナス1に設定していますが、それでも「引き締まった溢れる低音」が聞こえます。

さて、何か気になることがありませんか? ボリュームを上げると純正ツィータが音割れする...
そうですね、純正スピーカではここまで音量を上げる事ができませんでした。 ツィータが音割れする前にドアスピーカが音割れし、聞くに堪えられなかったからです。

では遠慮なくツィータ交換と行きましょう! しかし、ここでカーショップに行く貴方、間違ってますよ!
カーショップに置いてあるツィータは、べらぼうに高いものを除き質が良くありません。 車内で目立たぬよう使うため筐体が小さく、そのために音質を犠牲にしてるからです。

私のお薦めはホームオーディオ用の「ホーン型」ツィータ。
テクニクス社の5HH10という名称ですが、このタイプは高音が澄み切ってとても綺麗な音質です。 しかも自己主張せずツィータの存在を忘れさせます。

このツィータは長い歴史があり、現在でも多くのファンがいます。 しかし先般、メーカの生産が完了したことを知り残念に思いますが、後継機の生産は無いそうです。
ご希望者が多いので、仲介商社にお願いし、流通在庫を50組確保してもらいました。(2005年4月末現在)

同じ音質のツィータをカーショップで求めると、ペアで7〜8万円もしますが、これなら1万円をはるかに下回ります。

コストパフォーマンス抜群のツィータです。
音を悪くする粗雑なネットワークは付属していませんから、ハイパスコンデンサの値を換えながら好みの音質を探しましょう。(0.5〜2.0μFの範囲で決めると良いでしょう)
また、ドアスピーカとの「周波数的つなぎ」もコンデンサで調整できますから、低音から高音までバランス良い音作りができます。

さて、ツィータを交換するのは高音を良くするだけでなく、音の定位(上手い言葉ですねぇ)をきちんと出したいこともあるでしょう。  左右のドアにあるスピーカ、ドア傍のピラーにあるツィータからの音源では、音が左右から聞こえ、実際のコンサートと比べて違和感があります。
そこで、ツィータをダッシュボードの上、前方向の左右に置くことで、音源をフロントガラス付近に移動させます。  こうすると音の定位が前方向となり、演奏者が目の前で奏でている雰囲気になるのです。

しかし、「このツィータは大きくて嫌だ」とおっしゃる方が多いのも事実です。 音質に定評ある「ホーン型」なので形状が大きいのです。  形状よりも音質をとるか、見てくれの良いクルマ用の小型ドーム型で我慢するか... まあ、じっくり悩みましょう。


ホームオーディオ用なのでインピーダンスは勿論「8Ω」。  「えっ!?8Ω、それじゃクルマで使えない!」
と考えた貴方。 どうぞオーディオの泥沼にた〜っぷりと浸っていてくださいねー。

ホームオーディオ用のスピーカ、ツィータは良質で安いものが実に豊富にあり、ネットで索引すると多くの方がクルマで使っていますよ。



ツィータが自己主張してる?
ツィータを5HH10に換え、イコライザ調整しても「自己主張」している?  確かにその通りです。

ドアスピーカとツィータでは、入力される電気信号を音に変換する効率が異なっていて、ツィータの方が効率が良いのです。  また、高音はどうしても耳に付きやすいため、高音が多い(強い)ように感じます。  そこで、高音量を調整するアッテネータの使用をお薦めします。

勿論、高音量をサウンドシャキットのコントローラやイコライザで調節する事ができますが、音楽の音質をアンプ内で弄る事は上手くありません。  そこで、アンプ内はストレートに増幅させ、音の出口であるツィータ直前で落としてやる方が、全周波数に渡り音質を損なわないのです。

右はフォステクス社のR80Bという、耐電力100Wの物をロアBOXに加工して入れた例ですが、実に頻繁に調整しています。
私はCD主体(又はipod)で音楽を聴いていますが、録音されている高音の量が実に様々です。
極端な場合、1枚のCD内で同じボーカルが歌っているにもかかわらず、高音の量がまちまち。
このような場合、アッテネータでドアスピーカとバランスを合わせながら好みの高音量に設定していますが、実に素晴らしい音質になります。


本来、このアッテネータは使いたくないものです。  アンプ出力をそのままツィータまで持っていきたいのですが、ドアスピーカとツィータは電気的特性の違いがあるため、特性を合わせるには仕方のないことです。  減衰量が固定できるなら素性の良い固定抵抗を使いたいのですが、録音状態がマチマチのため上手くありません。  そこで止む無くアッテネータを使っている訳ですが、安物だと音質劣化になるので注意が必要です。

ツィータの設置はダッシュボード上(左右前方)で、運転者に向けて置きましょう。
リスナーの最大主賓は、他ならぬオーナーの貴方なのですから。



ここまでが基本であり、これでオシマイ
以上がイヤミ推薦のオーディオシステムです。

デッドニングが抜けてるよ!」「それはカーオーディオの定番だろうに!」という貴方。
しっかりと泥沼に填ってますねぇ。

デッドニングは一般的にサービスホールを全て塞ぎ、ドア内部を大きなスピーカBOXに見立てます。  ついでに、ドアパネルが振動しないよう制振の役目もします。

しかし、私はデッドニングは「質の悪いドアスピーカで低音をだす技法」、「薄いドアパネルの補強技法」と考えています。  お乗りのクルマにもよりますが、これまで説明してきたシステムとスピーカを使う事で、基本的にデッドニングは不要です。  純正ドアのままで低音(しかも締まった)が必ず出ます。  不幸にも、音量を上げてドアパネルがビビル場合は、下記の写真のようにスピーカ周辺だけ制振してください。

私の場合、右のような状態でデッドニング材を貼っていますが、その筋の専門家が見たら「何と言うことをして!?」と驚くでしょうねぇ。  サービスホールは開いている、雨避けビニルは貼りっぱなしになっている... これまでの常識を完璧に覆しています。
なお、ドア内部でビビリが出る場合は、ドア内部の音圧が上がりすぎている可能性がありますので、大きなサービスホール部分を覆っている雨避けビニルを、半分くらい開けてやるとビビリが解消する場合があります。


初めにデッドニングしてしまうと、ドア内部で誇張された音になり、スピーカ本来の音が分からなくなります。  ここにも「狂った物差し」が存在します。

皆さんはご存知でしょうか?
ショップに依頼して、高い料金でデッドニングしてもらった人が、しばらくした後に音質に不満が出て、サービスホールを開放したというケースを...
デッドニングと同時にスピーカも換えてしまうのが一般的ですが、その時点のスピーカに合わせてデッドニングを行うのが通常です。  したがい、エージングが効いてスピーカ特性が変わった場合、調整するのはデッドニング(吸音材も含む)になります。  しかしこの調整が実に難しい。

通常は「耳で聞いて」剥がしたり貼ったりするのですが、音が目に見えたら便利ですね。  残念ながらこのような測定器は高くて手が出ないし、そのためだけに購入するのもバカげてます。 購入したとしても、それを使いこなせ、デッドニングをどう調整するか、そのノウハウも必要になります。
これらの事から「デッドニングは基本的にやらない」。 やるなら「スピーカ周りの制振」だけを行う方法をお薦めしているのです。


第一、S16Fというスピーカを使うなら、下手なデッドニングは音を悪くするだけで効果は全くありません。  エスティマ系の場合、ボリュームをかなり上げてもドアパネルがビビルこともありませんから。
だから「デッドニングは最後にしましょう」と言ってきた事がお分かりになったでしょうか?
 


ただし以下の点は加筆しておきます。

1.S16F取り付けは必ずバッフル板を使い、ドアパネルの振動がスピーカに伝わらないようにする。
  澄んだ音を出すための定番になっています。 その結果、ドアパネルが振動し難いという反面効果も出ます。

2.必要に応じてスピーカ周囲とスピーカ背面にアルミデッドニング材(50cm×50cm)を貼る。
  制振のためであり、ドアの完全BOX化では無い事がお分かりになるでしょう。

3.デッドニング材を貼ったアウターパネル(スピーカ背面)に、50cm×50cmのカーボンフェルトを下げる。
これは聞きなれない物ですね。
スピーカの背面は音のエネルギーが大きい場所であり、これがアウターパネルにあたってスピーカの背面にモロに戻ってきます。  出る音と戻ってくる音が干渉し合い、音質を大きく損なうのです。
そこで一般的には吸音材を貼って対処するのですが、材料によってはかなりの音が戻ってしまいます。
現在、最も吸音効果の高い材料がカーボンフェルトで、価格は高いですが効果抜群。

引き締まって澄み切った低〜中音が得られるので、デッドニング材をケチっても使っていただきたいアイテムです。


本来、カーボンフェルト効果を最大限に引き出すには、スピーカの後部をカーボンフェルトで「帽子」のように覆うのが良いとされています。(メーカの指導上)
しかし、スピーカの後部が長い(良い音質のスピーカほど奥行きがある!)と、下がってくるガラスと干渉しやすくなります。
そこに8ミリ厚のカーボンフェルトを帽子のようにかけると、必ずガラスと干渉し、最後にはドアの内部に没落してしまいます。
これを防ぐ為に、右の図のようにアウターパネルに下げるのです。

なお、カーボンフェルトの材質はその名の通りカーボン(炭素)で、グラスウール状。
引っ張りにとても弱い為、扱いは慎重にしましょう。

左がカーボンフェルトで、縁の裏表に広いビニルテープを貼って保護している写真です。 この保護は四辺について、必ず表裏ともに行います。


実際に施工した例ですが、サウンドシャキットと専用スピーカを使って、純正システムがグレードアップしました。  しかし、その方のクルマのドアの問題で、ドア内部で低音が篭り、またブーミーな感じが出ました。

そこでカーボンフェルトを使ってスピーカ背面を吸音したところ、篭り音、ブーミーさが取れ、歯切れの良い低域になりました。
知らない人は「デッドニングしたのですか?」と聞きますが、そんな物は全く使っていなくても、ここまで音質が変わるのです。


低域に篭り音がある、低音が「ぼ〜ん」と伸びて歯切れが悪い、という場合の音質改善に、自信を持ってお薦めします。  (この製品も製造終了となりました。 ミスティックホワイトが代用になります)




<余計な事をして...>
私の場合、ドアの内張りのスピーカの前面に当たる部分を円形にカットし、S16Fの音が直接聞こえるようにしていますが、これは完璧なカーオーディオのマニア症候群です。
(良い子の皆さんはけして真似しないで下さいね)

私の場合、ドアのサービスホールが開いたままで、しかも「雨避けビニル」も取り去っています。
すると、ドア内部の低音がサービスホールから出て、内張り内部を通ってスピーカの横から出てきます。
この音は一種のバスレフ効果となり低域は豊かになりますが、その音とスピーカから出てくる音が混じる事で、音質に若干の濁りが生じます。


実は、この濁りと、内張り内部の篭り音の原因究明の為にスピーカ前面を開けた、と言うのが真相です。

内張りを貼る前はスッキリした音なのに、内張りを貼ると篭る、という質問を数件受けたことがあります。  内張りのスピーカ周囲とスピーカがどのような配置になっているか、内張りを貼ってしまうと想像だけで考えてしまい、「靴の上から掻いている」ようなもので歯痒かったのです。

そこで「皆さんの為に!」と、思い切ってカットしたのが効を奏しました。  私の場合、内張りのスピーカホールとスピーカは同心になく、スピーカが5ミリ上に、また、スピーカエッジと内張りの間が10ミリ開いていました。  他の方では中心が10ミリ異なり、エッジと内張りの間隔が15ミリ以上も開いているケースもありました。  これらは物理的な物であり車両の個体差もあるため、矯正しても直らないことが判明。 対策を考えた訳です。


対策として、スピーカ周囲と内張りの間の隙間が無くなるよう、内張りに開けた穴から防音材を入れ、スピーカ横からの音漏れ対策を行います。 その結果、全体的に濁りの無い音になりますが、低域が固くなる傾向が出ます。
そこで、スピーカホールとは別な場所に僅かな穴を開け、そこからドア内部の低音を出してやると低音の硬さが取れます。(私の場合、スピーカホール斜め上にある擬似ネットを使い開けています)
このようにして好きなジャズを聞いていますが、ホームオーディオ以上の臨場感溢れる音質で、すっかり「お気に入り」です。

最終的には内張りと同色の布製ネットでスピーカホールを塞ぎ、見栄えとスピーカ保護をしていますが、穴を開けたのは「研究の為」なので、皆さんは開けずに対策してください。
ドアの内張りはエスティマ系で1枚18,000円!
リセールも考え、もし開ける場合は奥さんに内緒で、やってしまったら大胆に、且つ、心してやりましょう!
(けして推奨しているのではありません。 哀れな仲間を増やしたいだけです。)




応用問題とまとめ
ここまでやってくると、低価格でもかなりのグレードに仕上がっているはずで、誰に聞かせてもそのクオリティーに驚かれるでしょう。
しかし「もっと良くしたい」と考えるのが人情。 そうなら「次の手」をお教えしましょう。

1.純正アンプを使わず、サウンドシャキットの外部入力に直接音楽ソースを入れる。
  純正アンプは、その性質が理解できればかなり使える物ですが、

  CDソース→純正アンプ→シャキット→スピーカ  という経緯を通ります。

  音はシンプル構成が一番なので

  外部入力→シャキット→スピーカ  とすれば、CDなどの音がシャキット経由で直に聞くことができ、
  音質に対して最も有効な手段になります。(下記はipodを使った外部入力の例)


  ただし、この場合はmp3のように圧縮した音楽ソースは苦手です。
  シャキットは音楽ソースをキッチリ再現するので、圧縮して無くなったビットまで復調しないから、
  「何となく物足りない音」として聞こえてしまいます。
  私はipodという機材を使い、圧縮しないwavという形式で録音していますが、これならCDと同じ
  音源でソース入力することが可能です。


2.フロント4ch方式
  スピーカが多いと良くないと書きましたが、カーオーディオの究極はドア左右の2個のスピーカ方式です。
  最近流行りの5.1chは映画用であり「音キチ」専攻ならまだしも、音楽を音楽として楽しむには向いていません。

  ドアスピーカにS16Fのような良質の物を用意すれば、シンプルなだけに(低域から高域まで)実に良い音が出ます。
  しかし、直線性の高い高音が内張りに遮られ減衰してしまうことは、ドアの構造からして仕方のないことです。
  そこを何とか通過してきた高音は足元に纏わり付き、上の方にある耳には届き難いのです。

  そこで、ドアスピーカとは別な位置にツィータを追加し、高音を若干補正してやりますが、ツィータをダッシュボードの上、
  左右前方に置くことで、音場の定位が格段に良くなることは前にも説明しました。

  一般には、ドアスピーカラインからツィータ配線をネットワークやコンデンサで分岐して鳴らしていますが、ドアスピーカ、
  ツィータを独立させ個々のアンプ出力で駆動する方が音質の点で有利であり、スピーカ個々の微調整もできます。

  これが世に言うところの「フロント4ch」方式です。

  フロント4chにする手順(サウンドシャキットPA504-G等で対応する場合)
  純正のままだと、純正アンプのスピーカ出力線はそのままフロントスピーカ、リヤスピーカに繋がっていています。
  フロント左右で2ch、リヤ左右で2chの合計4ch。
  しかしクルマのパンフレットを見ると、豪華な6スピーカ仕様!

  あれっ!? ツィータはどうなってるの? と疑問を持った貴方は凄い!
 
  ツィータはフロントスピーカラインから分岐し、片側の線にコンデンサを介して繋がっており、コンデンサはツィータに対して
  直列に入っています。
  アンプ出力は4Ωでフロントスピーカも4Ω、ツィータも4Ω。 途中で二股に分かれ、コンデンサが入って??... 

  おいおい、全体で何Ωなんだ!? と、更なる疑問を持った貴方はもっと凄い!

  このように、スピーカラインの途中で多くの枝に分かれて幾つかのスピーカに繋がっているので、9スピーカになると..
  だから、「家庭用スピーカは8Ωなので使えない」って訳、ないでしょう?

  横道に逸れました。
  サウンドシャキットもこの基本に合わせて4chの入力/出力を持っていま
  す。
  したがい、アンプの4ch出力はそのままサウンドシャキットに入り、内部で
  高品位な音質にして4chでスピーカに供給します。
  これで純正通りの使い方ができる訳です。

  しかし、これまで説明してきたように「リヤスピーカは無用の長物」なので
  殺してしまいます。

  実際にはサウンドシャキットの接続キットで<R.R>、<R.L>と表示
  されているラインのギボシに、リヤスピーカを繋がず<社外ツィータ>を
  繋げば良いのです。(下記の写真を参照)
  これでフロント4chが出来上がります。


面倒だと考えられているツィータへの配線は、見えないようにダッシュボード内部を這わせ、フロント付近まで引くだけです。(一部、ダッシュボードのガーニッシュなどを剥がす場合もあります)

この時、純正ツィータも鳴ってしまうので、ツィータ傍にあるコンデンサの足をカットしたり、スピーカラインをカットすれば音が出なくなります。

どうです、簡単でしょう!?
でも、サウンドシャキットを使わない純正アンプだけだと、かなりの細工が必要で面倒です。






3.フロント4chにできなくても、後席スピーカは止めよう
  「車内で前、後ろからの音に包まれたい。 それは正にコンサートホールそのものだ」と言われる貴方。
  生のクラシック演奏を聞きに「まともな」ホールに行った事、おありでしょうか?
  そのホールでは、頭の後ろからも大量に楽器が聞こえてきますか?

  確かにホールの反射や残響はありますが、フロントスピーカと同じ音圧でリヤスピーカからも出てくるよう
  な違和感は無いはずです。 「それでもイイ」と言うのはホール設計者に対して失礼な話であり、コンサー
  トホールを引き合いに出す場面ではありません。

  <では違和感を確かめていただきましょう
  クルマに毎日乗るなら、リヤスピーカをフェーダーで殺して1週間程好きな音楽を聴きまくってください。
  初めは「耳の慣れ」が異なるので違和感があるでしょう。 そこをぐっと我慢して耳が慣れた頃、フェーダー
  を戻してメーカ設定のように5:5の配分で同じ音楽を聴きます。
  どうです? この方が違和感を感じませんか!?

  <違和感を感じたら
  とりあえずフェーダーを使って、10:0の設定にしておきましょう。

  しかし、違和感が分かったとしても、次のように言われると心が揺らぎます。
  「後ろのスピーカが無いと、後席では前からの音が聞こえねーヨ」 と。

  純正システムの音は進行方向に対してエネルギーが少なく、ノイズっぽいものです。 しかも高音にも
  直進性が不足しているため、音が途中で「墜落」しています。

  しかし、皆さんは素晴らしい音質、インパクトある音源を「これまでの手順」で持っているはずです。
  私はミニバン系のクルマで何度も試しましたが、綺麗に澄んだ音をインパクトを持ってフロントから出して
  やれば、エスハイのラゲッジルームでもしっかり聞こえます。 実際に体験した皆さんが、その効果に
  とても驚いています。

  私は左右のドアスピーカと2個のツィータの「フロント4ch」方式で聞いていますが、これまで一度も
  後席の人からクレームが出たことはありません。




これが本当に最後です
自分なりの正確な物差しと信念を持とう!
クルマメーカは、スピーカを沢山搭載したクルマを発売し、「イイ音でっせ〜」と誘っています。
そんな物に代価を払うなら、シンプルなオーディオ搭載車を購入して改善した方が、どんなに安く上質の
オーディオカーに仕上がるか...
聡明な貴方ならお分かりですね。

流行の5.1chも、車内で列車や飛行機を飛ばすなら効果的ですが、音楽を音楽らしく聞くなら無用の
長物、猫に小判、豚に真珠です。

多くの高価なユニットを重ね合わせなければ良い音作りができない、と言うのは
「つっかい棒をしてやっと建っている高級住宅」と同じで、意味の無い事です。
音はシンプルであればあるほどそのままの状態で伝わります。 だから機器構成はできるだけシンプル
にして考えるのです。

この辺で、メーカの思惑や提灯記事の評論家にまんまと乗せられないよう、自分なりの正確な物差しと
信念を持とうではありませんか。




お断りとお願い
これまでの状況を説明させていただきますが、
イヤミ工房の商品を販売促進する目的で、このページを作成したのではありません

私が長年試行錯誤し、お金を掛けて苦労したカーオーディオ工作がありました。
しかしそれは完全に泥沼化し、そこから抜け出すのが大変でした。 この苦労を皆さんに経験してほしくないため、イヤミ工房を立ち上げて個人的に推薦できる「厳選パーツ」の販売を始めました。
私は商売が下手であり、何かのトラブルで責任問題になるのも嫌なので、ボランティアとして僅かな手数料だけで対応しています。

このような経緯があり、この記事以前からオーディオパーツの販売を行っています。  その商品の裏付けとしてこの記事を書いていますが、僅かでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。  ご理解のほど、宜しくお願いします。



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