Innovation for Ecology ![]() |
純正ツィータの音を低価格で良い音にしたいと思い、これまで良質のコンデンサ交換を提唱してきました。 それはそれで効果はありましたが、純正ツィータが持っている性能の本質は変わっていないのです。 コンデンサ交換を提唱している私が、このようなことを言うのも何ですが、思い切ってツィータを交換しませんか!? ピアノがピアノらしく、バイオリンがバイオリンらしく聞こえること、保証します。 しかもサウンドシャキットと一緒に使うなら、それは見事な音作りに、また一歩近づきますよ! |
難易度 | ★★☆☆☆ |
作業時間 | 1時間 |
費用 | 8,000円前後 |
![]() |
テクニクスのホーン型ツィータ、5HH10のペア。 インピーダンス:8Ω 再生周波数帯域:3,000Hz〜25,000Hz 出力音圧レベル:100db/w.m 推奨クロスオーバ周波数:5,000Hz以上 最大入力:50W クルマのスピーカは4Ωが多いですが、今回は8Ωを使っています。 この違いを気にしないのは、私だけでしょうか(笑)? |
このツィータ安いけど、クルマで使うならお勧めだよ!
クルマ専用として売られているツィータで、この音が出る物なら、1個でウン万円はするよ。
このツィータ、カーオーディオに凝っている人が結構買っていくんだ。 えっ!?インピーダンスが違う? ツィータはコンデンサを入れないと使えんだろ。 コンデンサ入れたらインピーダンスは変わるし、元々周波数によって大きく変わるんだよ。 そんなことを気にしてたら、いつまでたってもロクな音にならないなぁ。 以上はショップの方のお話しでした。 (説得力、ありましたね) |
![]() |
スピーカ端子は「平形ピン」で、そこに差し込むメスピンが付属しているので、それにスピーカケーブルを数十センチ接続しておきます。 勿論、ピン部分がショートしないようテーピングをしておきます。 |
![]() ![]() |
スピーカケーブルの先、プラス側にコンデンサを直列に入れます。(離れた場所でもいいんです) 容量決めは、音質、音場などの好みなので一概には言えません。 私の場合、ドアスピーカ(サウンドサイエンス社のF16S)とツィータの音質的な相性を考え、 1.5〜1.8μFを使っていますが、1μFかそれ以下でも良いでしょう。 1.8μFの場合、インピーダンスが8オームなので、11,000Hzという低いところ、ドアスピーカと音が重複する周波数でカットしていますが、ツィータの音が澄んで綺麗なので、純正ツィータで感じた音の濁りが一切なく、素晴らしい音場、定位を出しました。 定位の問題から、ツィータはダッシュボードの上、ピラーの近くに置いています。 しかし、ドアスピーカからツィータを離すと『音の「時間差攻撃」で音が濁る』、云々と言われますが、高音が180度の左右から聞こえること自体が不自然ではないでしょうか。 |
![]() ![]() |
一応、視界の邪魔にならない場所で、音の定位(何と素晴らしい言葉でしょう(笑))が良い場所を選びました。
勿論、運転席が最良のリスニングポイントになるように設定したのは、言うまでもありません。 |
視聴CDは、久石譲のピアノ曲、ホルストの惑星、バッハの無伴奏チェロ組曲。 純正ツィータは、ピアノに薄い布を掛けて弾いていたのが、このツィータでは、布が取り去られた騒音の無い室内で、生で、目の前で演奏している感動を覚えます。 さらに、オーケストラの楽器の一つ一つが、その場所を饒舌に語ってくれます。 (「楽器が見える!」なんて野暮なことは書きません(笑))。 今回は、ドアスピーカが出す音と重複した音を、あえてツィータに受け持たせましたが、もっと高い周波数で切ると、違う素晴らしさが有ると思います。 しかし、重複しても音の濁りが全く無いばかりか、「音の源」全体がダッシュボード上に纏まり、人の感覚に合う定位作りになったと思います。 お使いのオーディオシステムによっては、高音が強く感じる場合があります。 その時は遠慮せず、アンプのイコライザで高音レベルを下げましょう。 全音域に渡ってバランスがピタッと合うと、一度聞いたら病み付きになるくらい、良いですよ!! |
ドアピラーの純正ツィータを殺し、ダッシュボード上に置いた新たなツィータを生かすには、スピーカラインの変更を行わなければなりません。 ここではその詳細は説明しませんが、ドア内部に通じる蛇腹の手前にコネクタがあり、そこにドアスピーカラインがあります。 そのラインから分岐してやると、新設ツィータへの配線が出来上がります。 |