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BCMの防水対策についてのお願い

DIYに関しては全て自己責任の範囲でお願いします。
ディーラに迷惑を掛ける質問、行為はご遠慮ください。


後付けしたBCMですが、防水関係でトラブルが発生しています。

その例として、
1.内部に水分が入り、その水分が周囲の温度と共に水蒸気に変わって窓を曇らせる。
2.内部に水分が入ることで基板を腐食させ、画像劣化を起こしながら最終的には動作しなくなる。
などがあります。

何処から水分が入り込むのか調べた結果、BCM背面にある「ケースを一体化」するためのネジ部分から染み込んでいるとの結論になりました。


【原 因】
BCMを購入するとBCMをグリルに取付けるハーネス【写真:A】が付いてきます。
このハーネスには【赤い↑】のように出っ張りがあり、これが当該ネジの表側にある緑色のパッキンを押し込み、そのパッキンが押されることで防水対策しています。【写真:B】

BCMを後付けする場合はこの取付けハーネスを使わずに取付けるため、パッキンが「浮いた状態」になってしまうことから、この部分から水分が入り込みます。
現在は問題無くても、徐々に僅かに染み込んだ水がどのように影響するか分からないし、動作しなくなったら買い換えになる可能性が高いので、早急の対応が必要です。

写真:A    写真:B
 


【対 策】
現状を確認し、既に侵食しているならそれを先に対処します。

1.一旦BCMを外して、緑色の4個のパッキンをピンセットなどで引き抜きます。
2.内部にネジが見えるので、+ドライバで外します。
3.4箇所のネジが抜けると、BCMの前部のカバーが外れます。
4.外したカバー内部の汚れ、基盤の汚れを取り除きますが、キズを着けないよう注意して。
  (接点復活液など、導電性のあるものは絶対に使用しないでください)
5.カバーを外した状態のまま、通風の良い場所でBCMを陰干し、内部の水分を蒸発させます。
6.乾燥後、カバーを取付けて、しっかりネジを締め込み、コーキングします。

この対策は早急に行う必要がありますから、この記事を読んだら直ちに実行してください。


【BCMの修理】
BCMはディーラから単体購入であり、取り付けも個人が行っているため、壊れた場合はディーラ、メーカ保証ができません。 そのために再購入になるので、扱いは十分注意してください。

しかし、BCMは高価な機材でありながら、単品修理が出来ないのは問題です。
そのため内部の修理をしてもらえるよう、第三者(ある企業)と交渉中で、話し合いが上手くいけば単品修理が可能になります。


【BCMの取付けハーネス試作中】
現在、JANBOさんの尽力でBCM取付けハーネスを試作中です。
材質はステンレス製で逆三角形。 これをライセンスプレートを止めている2個のネジに共締めし、下側にBCMを取り付けます。
このハーネスには先の緑色のパッキンを押す出っ張りがあるので、コーキング処理をする必要がありません。
また、BCMの位置を前後に移動できる機構があり、好きな場所に固定することが可能です。


【3画面BCMの扱い】
最後に、皆さんから問合せの多いマイナーチェンジで付いた3画面対応の新型BCMですが、イヤミ商店では扱いませんので、その理由を書いておきます。

1.取付け場所に制限があり、完成度の高い現行エスハイのデザインを壊す。
  (マイナーチェンジ版では、グリルデザインを変更して付けていますが、このデザインは如何なものでしょうか)

2.左右の画像が各々1/4画面になるので、画像自体が小さく確認がし難い。
  (専用ECUを付けると2画面/3画面切り替え可能だが、ガスエスユーザは2画面使用が多い)

3.エスハイではフロント形状の事情から、BCMをかなり引っ込めないとフロントバンパーは写らない。
  (反面、引っ込みすぎると左右画面にグリルが写り込み、左右画面の見える範囲が狭くなる)

4.壊れた場合のメーカ保証が得られないし、単品修理が可能か分からない。


水漏れ対策、取付けハーネス試作、単品修理ルートの確立など、エスハイユーザのJANBOさんから多大なるご協力を得ました。 この場を借りてお礼いたします。








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