Innovation for Ecology ![]() |
「サウンドシャキット」を取り付けて純正アンプと純正スピーカで高品位の音作りができました。 そんなとき、以前使っていたツィータが付くかと思い、ピラーカバーを外してビックリ。 純正ツィータに安っぽい電解コンデンサが付いていることを発見したのです。 このコンデンサを素性の良いオーディオ用に替えたところ、透明感溢れる高音になりました。 テスト完了後、この素晴らしい効果に「イヤミ工房」で原価配布を始めたところ、エスハイだけでなくエスティマ、アルファード、イプサムなど、多くの車種のオーナーさんから要望をいただきました。 配布から1年半、ご希望数は1,000件を越えています。 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
作業時間 | 30分 |
費用 | 1,000円前後 |
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ツィータはここにあります。 左の写真のように、矢印部分を「素手」で手前に引けば、カバーが外れます。 右の写真はカバーを外したところで、矢印の2ヶ所の部分でクリップ止めされています。 |
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これが純正ツィータで、上側に電解コンデンサが接着剤で止まっています。 コンデンサの規格は、3.9μF/25V コンデンサを完全に外すのは面倒であり、無理に外すとツィータにダメージを与える可能性があります。 経験の無い方は純正コンデンサの「一方の足をカット」することで回線をカット(これで電気的に死にます)してください。 純正コンデンサが付いていた端子に新たなコンデンサをハンダ付けしますが、純正コンデンサと異なり「極性が無い」のでどちらを付けても構いません。 (具体的な方法は下図参照) |
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購入したコンデンサです。 秋葉原ではパーツショップやスピーカを扱っている店で購入できます。 もっと小さくても良いのですが、低音/中音/高音を分割するネットワークに使う物だったので、大型です。 メーカ名はshizuki、品名はフィルムコンデンサ、容量は4.0μF(マイクロファラド) (このコンデンサは特注品だそうで、秋葉原でも決められた店舗しか置いていません) 500円/1個もするほど高いですが、その分だけ透明感のある音になります。 外国製品の3.9μFも有ったのですが、さらに大型で高価の割に高音のメリハリがイマイチ。 したがい購入しやすいこのコンデンサを「容量の誤差範囲」ということで決めました。 |
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現在付いているコンデンサを取り去るか、足をカットしてください。(コンデンサを持ってグリグリやると、100%の確率でツィータのリード線が切れます) コンデンサをツィータの下側に付けた理由は、ツィータ上部にあたるピラーカバーの裏側に「押さえ」が有り、コンデンサが干渉するのです。 取付け時、コンデンサのリード線にチューブを被せてショート防止をしますが、リード線が長い事は気にしないでください。 なお、ハンダ付けが不良だとツィータから低中音が出て、本体とコンデンサが発熱するので、十分に注意してください。 |
視聴です。 ハッキリ分かることは高音に透明感が出てきたことです。 これまでの高音は、ツィータの前に薄いカーテンを置いて聞いていた感じですが、 今回の変更で、ツィータから直接聞いている状況になりました。 サウンドシャキットで高音の伸びが良くなっていました。 その音が、さらに「透明感溢れる高品位な高音」になっています。 1,000円程度で純正ツィータがこれだけ変化するとは... これはサウンドシャキットを使っていない貴殿にも、お勧めですよ!! |
コンデンサはツィータから出る中低音をカットするのが目的です。 そのカットする周波数は次の式で求められます。 コンデンサの値(μF)=159,000÷[カット周波数×4(Ω)] 上記の式でスピーカのインピーダンスを4Ω限定とすれば コンデンサの値(μF)=39,750÷カット周波数 インピーダンスを4Ω限定でコンデンサからカット周波数を求めるには カット周波数=39,750÷コンデンサの値(μF) |
コンデンサ (μF) |
カット周波数 (Hz) |
6.8 | 5,846 |
4.7 | 8,457 |
4.0 | 9,938 |
3.9 | 10,192 |
3.3 | 12,045 |
2.2 | 18,068 |
1.8 | 22,083 |
1.5 | 26,500 |
1.0 | 39,750 |
1.ツィータから出る音に中低音が含まれるとツィータが壊れます。 2.コンデンサ等のハンダ付け不良があると発熱するため、十分に注意します。 3.0.1μFの違いは耳で聞き分けられません。 4.一般のコンデンサは±10%の製造誤差があります。 |