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AC100V用電源回路の考察

エスティマ・ハイブリッドには1,500W(15A)という大容量のAC100V電源が用意されています。
この電源は家庭用電化製品のほぼ全てが使用できるといい、実際にエスハイのカタログには電子レンジを使用している写真が掲載されています。

ここではAC100Vを使って、ビデオカメラの専用バッテリーをチャージする回路を作りましたので、 電源回路の仕組みを考えていただければと思います。

なお、この回路はAC100V(15A)もあり、小規模住宅並みの容量を扱いますので、電気の知識のない方は作業しない方が良いでしょう。
また、工事中には危険が伴い、走行中に故障なども考えられますので、全て自己責任で作業してください。



難易度 ★☆☆☆☆
作業時間 技量による



先代アエラスでは、DC/ACコンバータを使って
ビデオカメラのバッテリーをチャージしていました
これは私用や仕事に使っている Canonのセミプロ仕様、3CCDのデジタルビデオカメラ 「XL−1」。

画像が奇麗で面白い映像効果も出せるので、車内のモニタテレビ(当然ACインバータ使用)で画像チェックをしますが、カメラのバッテリー消耗が激しいのも事実です。

バッテリーは予め撮影予定時間の2倍分を用意しているのですが、それでも途中で無くなることが心配です。
車内では、常にバッテリーの充電をしながら撮影の準備をしています。
(こんなことをしている私の職業は、何でしょうか?...)


回路はいたって簡単です
右の図のように、AC100Vのサービスコンセントから供給された電気を、 4P(4分岐)のジョイントコネクタで分岐し、バッテリーチャジャー(充電器)に加給しています。
また、テーブルタップ(コンセント)を用意し、その他の電化製品が使えるようにしています。

実際にエスハイのサービスコンセントを使うと分かりますが、コンセント内部に緩みがあって抜けやすかったり、プラグによっては挿しにくい場合があります。
そのような対処のために追加コンセントは有効です。
ジョイントコネクタは電気工作を簡単・確実に行うために用意された物で、 コネクタの穴にケーブルの芯線を挿入し、内部の押さえで外れないようにしたものです。
最近ではDIYセンター、日曜大工センターなどの電気工事コーナーに置いてあるので、楽に購入することができます。

なお、線はバラバラの「より線」ではダメで、その場合はハンダ付けし一本の線にして差し込みます。


完成した配電版

エスハイの壁面に着けたかったのですが、自重で下がってしまうため諦め、ラゲッジルームの小物入れの上に両面テープで貼っています。

コンセントを新設したので、バッテリーチャージしながら他の電化製品が使え便利です。



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