Innovation for Ecology 自由空間エスティマハイブリッド << ESTIMA HYBRID Avenue >> |
エスティマ・ハイブリッドは夜明けをイメージしたメータパネルにはスピードメータしかないシンプルさで、
エンジン回転がどのようになっているか分かりません。 エスハイは、モーター走行を限りなくすれば燃費が上がると考えてしまいますが、バッテリー残量が少なくなると、 猛烈な勢いでエンジンが回り、信号待ちでもエンジン停止しなくなり、結果的に燃費に影響が出ます。 そこで、エンジン回転数を読みながらマルチディスプレーで燃費表示を確認し、アクセルワークを制御すれば、 もっと効率良く燃費向上ができると考えました。 その為に、エンジン回転数を表示するタコメータを付けたのです。 この作業の結果、ハイブリッド管理への影響を心配する方は、絶対に工事しないでください。 (この件に関する問い合わせに答えられません) また、工事中には危険が伴い、走行中に故障なども考えられますので、全て自己責任で作業してください。 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
作業時間 | 30分 |
費用 | 15,000円 |
購入したユニットです。 (株)データシステムのDSM340という物で、エンジン回転計測は勿論、スピード計測、パワー計測、 タイムトライヤル計測、スピードリミッターカットもでき、値段も安い。 また、ユニット自体が大変小型化されているのと、バックライトが青なので、 エスティマ・ハイブリッドの品位をそぐわない逸品だと思います。(メーカの回し者ではありません) |
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セット内容は 1.DSM340 本体 (W85×H22×D22) 2.専用ハーネス (長さ1.5m程度) 3.延長ケーブル (長さ2m) 4.分岐コネクタ(4) 5.ギボシ(オスメス3) 6.取説、保証書 7.パルス取り出し方 いやあ、本体が小さいですね。 |
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DSM340に接続する専用ハーネスがあり、その先を所定のケーブルに繋ぎます。 スピードリミッターカットしなければ、左図のような配線で十分です。 |
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助手席前にあるグローブボックス裏側にECU(エンジン制御用CPU)があります。 これには4つのコネクタが刺さっていて、凄い量のケーブルが繋がっています。 この中から、 ■イグニッションパルス(エンジン回転) ■スピードパルス(スピード計測用) ■ACC電源 ■アース を探しますが、間違えるとDSM340を壊すだけでなく、ハイブリッドシステムにも影響が出ます。 また、DSM340には新型エスティマは勿論、エスハイのECUからパルスを取り出す説明は有りません。 したがい、ここからパルスを得るのはハイリスクと考えてください。 |
上記のECU条件でも「オレはここからパルスを得る!」と言う方は配線図を調べて挑戦してください。 「いやぁ難しそうだな」と思われる方は以下の「簡単手順」で作業しましょう。 |
走行中にTVが見られる為にカットした配線の中に、 スピードパルスが有ったこと覚えていますか? ここでそれを利用しましょう。 上記はマルチAVディスプレーをパネルから外した裏側です。(外し方は別項目に説明があるので、そちらを参照してください) コネクタの「緑の部分」はスピードパルスが来ているので、そのケーブルから分岐します。 (TV用にカットしているなら、それと繋ぎます) コネクタの「赤い部分」はACCが来ているので、そのケーブルから分岐します。 アースはマルチAVディスプレー本体で行います。 |
マルチAVディスプレーの裏に刺さっている該当コネクタを抜き、分岐コネクタを使ってDSM340の専用ハーネスより、
スピードパルス用、ACC電源用を確保し、アースは本体にネジで共締めします。 また、専用ハーネスのイグニッションパルス線は、ここで接続するものがないので、付属の延長ケーブルをギボシで繋ぎ、 インパネ内部を通してアクセルペタル付近まで引き回しておきます。 |
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イグニッションパルスはデータリンクコネクタから得ます。 データリンクコネクタは左図ようにインパネ内の下部にあるので、 覗き込んで確認します。 (このコネクタは、ディーラでエスハイの情報を収集する為の物なので何も接続されていません) この中の赤い部分がイグニッションパルスで、右の写真は動作テスト用にケーブルをコネクタピンに直付けしたものです。(緑の矢印) 動作テストでOKなら、コネクタの裏側にあるケーブルに分岐コネクタで接続します。 |
データリンクコネクタの裏側から信号を得る場合、インパネ下部を外すと楽に作業できます。 左の写真の赤○部分のスクリューを外し、パネルを手前・下に引っ張ると「かん合」が外れます。 右の写真はデータリンクコネクタを止めているスクリュー(赤い○)を外してデータリンクコネクタを引き出したもので、 このようにするとケーブルが見え、分岐コネクタ取り付け作業が楽になります。 |
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データリンクコネクタの該当線に、分岐コネクタでイグニッションパルス取り出しのケーブルを接続します。 きちんと接触しているか、テスタを使って導通テストしてからパネルを戻してください。 パネルを戻してから接触不良が分かると悲劇ですよ! |
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配線完了後、動作テストをします。 写真では見えにくいですが、エンジンが回っている状況が数値で表示されています。 タコメータは初期設定しなくても、配線が間違っていなければ表示されるはずです。 但し、この機種の場合、回転数は1/10表示の為、1200回転なら120と表示されています。 |
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本体が小さいので何処にでも置けますが、見やすい場所を探して着けます。 ケーブルはパネルなどに上手く隠して、また、本体の発熱が少ないので設置面を両面テープで止めることができます。 バックライトが青なので、メータ近くに置くと同系色で落ち着きます。 |