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「フェイク」 レザー調シートカバーの取付

DIYに関しては全て自己責任の範囲でお願いします。
ディーラに迷惑を掛ける質問、行為はご遠慮ください。


シートカバーはディーラオプションを含め、幾つか販売されています。
ビニル製は安っぽいし布製は水漏れ対策に不向き、ディーラオプションの革調は高くて手が出ません。

そんなとき見つけたガソリンエスティマ用の「フェイク」 レザー調シートカバー。
しっかりした製品で、販売実績はかなりの量になり、カーショップは勿論、トヨタディーラでも扱っているとのこと。
7人、8人乗りにも対応しているので、「これだ!」と思いエスハイ用を探したのですがありません。

やむなくメーカに直接問い合せたところ、「エスハイは3rdシートの形状が違うので製造していません」との返事。
多少の寸法違いなら我慢するからと、エスハイをメーカに持ち込み寸法合わせしたら、「うーん、使えない事はないがフィット感が無いし、製品として使って欲しくないなぁ。」という状況。
「そこを何とか」と議論しているうち、「3rdシートを寸法取りで貸してくれるならエスハイ用を作るよ」という嬉しい話になりました。
1st、2ndシートはガソリンエス(平成12年〜)と全く同じなので、3rdシートが出来たら交換してもらう約束で購入し、3rdシート以外を取付けた様子を報告します。


皆さんにアンケート回答いただきましたエスハイ専用革調シートカバーが、本格的に製造されることになりました。
皆さんからいただいた意見をメーカにぶつけ、真面目に議論を重ねて来ましたが、メーカとしての思惑、製品の品質管理、製造工程の問題、低価格に押さえる、など、問題点が多くありました。
これらの点をクリアしながら決まったエスハイ専用シートカバーの詳細です。

1.基本方針は現行のガソリンエスと同じ仕様で、形状の異なる3rdシートを新しく作成します。
  これにより3rdシートのフィット感が抜群に良くなります。

2.心配の蒸れですが、素材に変更が無い為、多少の蒸れはあります。
  蒸れない素材も検討しましたが、通風を良くすると水をこぼした場合に下のシートまで染み込み、
  シートカバーの役目をしないので、材質は今後の検討になりました。

3.最も希望の多いベンチシートのアームレストは多くの時間を割いて打ち合わせをしました。
  その結果、以下の案が出ましたがいずれも難があります。

  @.アームレスト収納部にファイスナーを付け(D-OPと同じ)、収納・取り出しを可能にする。
    →ファスナー部分にダレが生じ、それが全体に影響しフィットしなくなる。
  A.アームレスト自体にカバーを掛けてシート内に収納する。
    →カバーの厚みでアームレストがシート内に収まりきれなくなり、違和感が大。

  という問題が発生する為、やむなくアームレストは「使用できない」方向になりました。
  しかし、
  試行錯誤した結果、最終段階でアームレストは使える事になり、価格も据え置きになりました。
  メーカさんに感謝!です。

4.色は、白、アイボリー、グレー、濃紺、黒の5種類ですが、希望によりストライプ、数色混合も
  可能です。(ただし、製作する時間が多くなり、手間賃が高くなります)

5.価格はガソリンエスと同じ38,000円に合わせるよう努力するとのことで、カーショップ、
  神奈川トヨタ、埼玉トヨタ、群馬トヨタ(交渉中) で購入できます。

上記のディーラでは、自社製品の革調シートカバーよりも上質でしっかりしていること、価格が
半分以下で希望者が多いことから、積極的に販売するそうです。




難易度 ★★☆☆☆
作業時間 3時間以上
費用 40,000円前後



色見本(色は5色あり)
アイボリー、グレー、紺、黒、白(写真には無い)で、最も出荷が多のはアイボリーだそうです。
また、何色か組み合わせたストライプ柄もオーダーメイドで受けられるといいます。

■若者向けやシックに乗るなら黒。
■比較的車内色に近いのはグレー。
■革?と思われるゴージャス風アイボリー。
■紺の評価は分かれるところ。
■白はVIPカー仕様に合うかもしれません。
本革ではない(革調)ので通気性は良くないといいます。
反面、水をこぼしても下のシートに染み込まない事、汚れはクリーナーなどで簡単に取れる事です。
(頑固な汚れは一旦カバーを外し、下が固いところで掃除すると楽に取れます)


製品の内容
ダンボールケースから取り出し、ビニル包装から出したシートカバー。
(説明書、マジックテープ付き)

私は7人乗り「ゴージャス」アイポリーを購入しましたが、本来のアイボリーよりやや黄色味があります。

全体重量は結構重いです。
両手で持てる重さですが、それだけしっかりした製品という事でしょう。


取付説明書と製品の関係
 
【写真左】とても分かり難い取付説明書が付いていました。
【写真左】シートカバー各々に付いている番号(1、2...)で取付場所が決まります。
シートナンバー
7人乗りの例ですが、各シートカバーのタグには左のような番号が付いています。
(この番号は説明書と違っているので間違わないように)

ここで、ヘッドレストは場所に関係なく全て「0」、アームレストは左右があるものの「02」と表示されています。


取付作業(7人乗りでは1st、2ndシートは同じ手順です)
 
【写真左】
座面用カバーを座面に掛けずにそのまま置きます。
このままの状態で、座面用のカバーの後ろ側を「背もたれと座面の隙間」に通し、よく引っ張り込んでおきます。
この時、リクライニングを開放(背もたれを前)しておくと作業が楽です。

【写真右】
その後、カバー全面、側面を座面に掛けておきますが、強く引っ張って戻さないように。
カバーを掛けたら、「座面用のカバーの後ろ側」をもう一度引っ張っておきます。

イスの「背もたれ」には体に合わせた形の凹みがあり、カバーを掛けるとフワフワと浮いてしまいフィット感がなくなります。

そこで、付属のマジックテープを適当な長さに切って背もたれに貼り付け、カバーを背もたれにフィットさせます。
(このテープ裏面の糊は弱いので、シート自体に影響しないといいます)

【写真左】
背もたれ用カバーの手前側がマジックテープに触れないように被せ、背もたれ全体が完全に覆われたら、下の黒い部分を「背もたれと座面の隙間」から引っ張り込みます。


【写真右】
背もたれ部分のマジックテープにシートカバーを貼り付けて、緩みが無い事を確認し、再度引き込んでおきます。

裏側に引き出されている「背もたれ用シート」端を手前に引きながら、「背もたれ用シート」背面下と貼り付けます。

同用に、「座面用シート」端はマジックテープになっているので、手前に強く引きながら座席下の生地に均等に貼り付けます。


座面用シートカバー前面下のマジックテープ部分(メス)に、付属のマジックテープ(オス)を付けます。

保護紙を剥がし、シートカバーを引っ張りながら、糊側を椅子の裏側に貼りつけます。


ヘッドレストは片方の位置合わせをしっかり行って被せると、形良く綺麗に着くといいます。 (カバー自体が小さ目なので、結構な力仕事です)

カバー下側のマジックテープできっちり止まるまで、形を合わせて引っ張りながら包み込みます。
 


アームレストは左右があるので間違わないように...  これもカバー自体が小さ目なので、結構な力仕事です。
 
カバー全体がきっちり止まるまで、形を合わせて引っ張ります。


小技で綺麗に!

ヘッドレスト穴は、プラスチック受けの下側にシートを入れて見栄えを良くしましょう。
フック部分はフック取付ネジを緩め、フックの裏側にシートを入れて見栄えを良くします。
 
右の写真で分かるように、7人用の場合、バケットシート全てに収納ポケットが付いていますが、重いもの、厚みのあるものは入れない方が良いでしょう。


3rdシートが来るまで、取りあえずここまで
(使用前、使用後の様子)
 

(3rdシート以外は全て付きました)
   



使用感

取付した直後は「派手!」と思っていたアイボリーですが、目が慣れたためか翌日には落ち着いて見え、結構いいです。
また、車内が明るい印象になったのも好きです。

これから夏に向かい蒸れが気になりますが、運転席には薄い生地を掛けておくと良いと言う事でした。

カバーが厚くしっかりフィットしているので、走行時は体を常にホールドしてくれます。
また、純製シートのように「沈み込む」ことが無いので、イスが数センチ高くなった感じがします。


注意事項

■接着剤の臭いがあり、1週間〜10日で消えるそうです。
■ベンチシートのアームレストは、シートカバーの専用部分で覆われるので、引き出し、収納が可能になり
 有効に使えます。



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