必携エマージェンシー用具

始業点検や定期点検を行っていても、
いつ、どこで、どんなトラブルが発生するか分かりません。
万が一の事態に遭遇しても、
対策グッズを用意していれば慌てることはありません。


 
難易度 ★☆☆☆☆
費用 上を見れば...



三角停止板
後続車に、事故や停車中であることをを知らせるための表示板で、 道交法により車載が義務付けられている。

故障のため高速道路で停車した場合、車の前後に立っていたり座っている人を目撃するが、 後続車に巻き込まれる可能性が高い。
ガードレールの外側に出て、車から離れた安全な場所で救援を待つことが大切だ。

安売りをしていて、980円だった。


車を牽引するときの必携品。
自車(エスティマ)なら2トン以上の牽引に耐えるもので、ロープの部分が伸縮するタイプが使いやすい。

10年ほど前、私のクルマが故障し自走不可となった。
アマチュア無線で救援を求めて、来てくれたドライバーが運良く牽引ロープを持っていた。
彼が神様に見えたのは言うまでもないが、これを機会にして、彼とは長い付き合いをしている。

5,500円
牽引ロープ


バッテリーがあがった時、他車から電気を分けてもらうためのもので、 両端にワニ口クリップが付いている2〜3m程度のケーブル。
エスティマなら、80〜100A程度の許容量がほしい。

ケーブルが細い(許容量が少ない)と内部抵抗が高くなり、発熱したり被覆が焼けたりして大変危険だ。
許容量が高く、適用車にディーゼル車が入っているなら安心。
ディーゼル車は始動要求電流が高いので、一般車よりも太いケーブルが必要だからだ。
ブースタケーブル
ブースタケーブルをバッテリー直の電源ケーブルに使う!
50A程度のブースタケーブルが800円前後で購入できる。
バッテリー直の、「オーディオ専用電源ケーブル」を買うと6,000円もするが、ブースタケーブルを流用すると安く奇麗に仕上がる。
ま、「音ファン」からは文句が出ることを覚悟して...

1,300円


雪道走行には、4WD車であってもタイヤチェーンを使おう。

冬でもよく行く山梨県・八ヶ岳。
雪道やアイスバーンの道で、コケてるクルマの多くは県外車。
しかもノーチェーンの4WDが多い。

また、数年前の大晦日。
日の出を見に九十九里に出かけところ、砂浜には既に多くのクルマが東向きで止まっていた。 (ここは東の海から太陽が出る)
やがて日が昇り、初日の出を拝んだクルマが帰り支度を始めたが、4WDを含めた多くのクルマが砂浜でスタックしている。
この光景をを見て、最低限タイヤチェーンを持っていれば簡単に脱出できたのに...
と思ったものだ。

いくら4WDで運転が上手くても、「自然には勝てない」と心がけなければならない、という教訓。
何かのために、タイヤチェーンは携帯しよう!

25,000円
タイヤチェーン


浸透潤滑剤
ちょっとした潤滑不足から整備不良になったり、立ち往生することがある。
また、ドアの開け閉め時に発生する不快音なども、これで解消。

友人がエンジンルームパーツの黒色の「つやだし」に、CRC556を吹いていた。
確かに一時は奇麗になるが、よく拭いておかないと埃がついて汚くなるのも早いし、臭いがきつい。

180円(サービス品)


ガムテープ、ビニルテープ、両面テープなど、テープ類は応急処置に欠かせないアイテムだ。

ガムテープは幅広で粘着力が強いので、物を固定したり穴埋めに使えるなど、応用範囲が広い。
ヘッドライト切れのとき、一時的にハイビームの上側をマスクするために、 ガムテープでライトの上部分を覆うアイデアが、雑誌で紹介されている。

ビニルテープは電気コードの一時的な接続、絶縁処理、テーピング処理などに使える。
先日、工作の不注意から怪我をしてしまったが、傷口上からの止血にビニルテープが使え、 そのまま運転して病院まで行くことができた。

両面テープは後付け部品のメンテナンスなどに使うので、私はコンソールボックスに常備している。

ガムテープ:380円、ビニルテープ:50円、両面テープ:400円
テープ類


針金類
一時的に何かをガッチリ止めておきたい場合、 テープ類では強度不足であっても、針金ならしっかり固定できる。
ペンチを使って絞めれば、強度がさらに増す。

「何に?」と言われても思い浮かぶケースも無いが、持っていれば必ず役に立つ小物だ。

80円


タイヤのメンテナンス、ボンネット、エンジンルーム内部のメンテナンスに、 怪我、火傷、汚れから手を守るための必須アイテム。
(あのとき軍手をしていれば、2針縫うこともなかったのに...)

100円(3本組)
軍手類


ビニルロープ
後部座席や、ラゲッジルームに積んだ荷物の固定などに、 有ると便利なもの。

300円


切り傷、擦り傷の殺菌と、出血で車内を汚す前に、 これで応急処置をしておこう。
屋外での傷口は十分な消毒が大切だが、消毒薬が無い場合は、救急絆創膏自体に殺菌剤が配合されているものがあるので、 短時間ならこれで十分。
治療ができる場所に速やかに移動し、しっかりと消毒・治療しよう。

380円
救急絆創膏


タイヤストッパー
傾斜地駐車、タイヤ交換・修理などに、不用意にクルマが移動しない為の車止め。
コンパクトにたためる物が便利だが、傾斜がきついと効果が半減する。

600円


まさかのガス欠に効果絶大。
ホース全長が2m近くあり、これで他車のガソリンタンクから、ガソリンを分けてもらおうというのだ。
また、ポリタンに入っているガソリンを給油する場合にも、これがあれば安全に作業できる。

クルマのトラブルで、ガス欠は一般道で8位、高速道路で2位である。

600円
給油ポンプ


簡易レインコート
雨の日のトラブル時には必須。
しっかりした物は数千円もするが、フード付きの簡易型なので安い。
使用後は濡れをきちんと拭き、丁寧に保存すれば何回も使えるので便利だ。
雨で濡れることを気にしないで作業できるので、これがあれば安全である。

500円


ゴミや物を入れるという利用以外に、穴を塞ぐことにも使える。
また、渋滞時の子供の超簡便トイレにも。

コンビニやスーパのビニル袋を車内に置いておくだけで、結構役に立つ。
大小が何枚かあると便利。

ただ
ビニル袋


ウエットティッシュ
応急処置が済んだら、汚れた手を洗いたい。
でも、近場に水道が無い...
ウエットティッシュは水道が無くてもそこそこ奇麗になるので、安心して運転が続行できる。

400円


夜間や、昼間でも奥まった所の確認・修理に、懐中電灯は必須だ。
写真のものは、懐中電灯は勿論、蛍光燈、シグナルランプ、ブザー、時計、ラジオなどの非常用品が一体になったもの。
これまで、懐中電灯以外の機能を使うことが無かったのは幸いである。

3,000円前後?(実は貰い物)
懐中電灯


ロープ
今まで使ったことはないが、人間が吊れるくらい太く長いロープである。
「もしものこと」があったら使おうと思っていたが、これも使うことが無かったのは幸いである。

3,000円前後?(これも貰い物)


クルマの下側を覗いたり、修理する場合に敷くシート。
海水浴やハイキング、花見などでも元気に活躍している。

ただ(大型家電の店員からの貰い物)
ビニルシート


消化器
車両火災の時、火元に投げて消化させる消化器で、 アエラス購入時にディーラから貰ったもの。
これは自車以外で使いたい...

ただ(ディーラからの貰い物)


タイヤの空気圧は、走行目的に応じて常にチェックしておきたい。
空気圧が高ければ抜けばいいが、空気を入れるならポンプが必要だ。
こんな簡単な物でも結構役にたち、自転車やオートバイにも流用している。

両方で 3,000円程度
空気圧計と空気ポンプ


バスタオル
雨の日のメンテナンスで、濡れた体を拭くために用意した。
その他の使い方として、炎天下駐車のハンドルカバー、椅子カバー、荷物を積む際の汚れ防止、 車内での着替えにプライバシー保護、写真撮影のゴミ隠し...、など。
お役立ちグッズである。

ただ(大型家電の店員からの貰い物)


後付け装備品の取扱説明書、保証書、ディーラでコピーしてもらったメンテナンスマニュアル、 配線図、ホームページにあった改造部分の説明などをファイリングしたもの。

600円(バインダー代)
資料保存用バインダー




ビデオカメラ(Canon XL-1)


メンテナンスなどに直接必要ないもので、全くのオプションである。

いつもは工具用のハードケースにしまってあり、必要時に数分で組み立てて使用する。

では、いつが必要時か?

◆UFOと遭遇した時。
◆ニュース性が高く、マスメディアで扱ってくれそうな現象、事件と遭遇した時。
◆HPの記事を書くために、工作した内容をビデオで撮り、記事にまとめる時。
◆クルマに異常があったとき画像で記録し、それをディーラで検証してもらうため。
(ディーラに持ち込んだら、異常が出ないことが多々あるので)

このような大型カメラを担いでいると、付近の人達は「その業界の関係者」と勝手に思ってくれるので、 画像が撮りやすいというメリットがある。
でも、このカメラに自分から入ってきて、Vサインする女子高生が多いのには困った。(本心はちょっと嬉しいけど...)


価格は...言えないくらい高い!



子供たちがまだ小さかった頃、家族で山や海に出かけた。
ビニルシートが欲しいと言っては車から出し、怪我をしたからと車を覗き...
欲しい物が出てくるたびに歓声が上がったものだ。

今、成人を迎えた彼女たちは、「父のクルマは
ドラえもんのポケットのようだった」と回想している。
数々の楽しい思い出を残してくれた、エマージェンシー用品である。



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