DC/ACインバータの取付

車内で家庭電化製品を使うための、電源アダプタです。
一台有ると、何かと便利です。


 
難易度 ★〜★☆☆
作業時間 1時間
費用 12,000円〜


車内で家庭電化製品を使うための電源アダプタで、 バッテリーの直流12Vを交流100Vに変換します。
家庭電化製品と言っても消費電力の大きいものは無理ですから、電気カーペット、炬燵、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、掃除機など、 消費電力の大きいものは考えないでください。(当たり前じゃないか、って?)


DC/ACインバータです

対象となる電化製品は、パソコン、ラジオ、テレビ、ビデオ、ゲームマシン、充電器、などとし、 これら全てを同時に使わない前提で、定格出力が100W〜300Wのものが金額的に求め易いでしょう。

左のインバータは、シガーライターから電源を供給するためのプラグがついています。
小電力の製品を簡易的に使うなら便利ですが、規格分の電力を取り出す場合は使用できません。


使用上の注意ですが、
@.定格出力を超える家電製品は繋がない。
A.本品は消費電力が大きいため、使う時はエンジンを掛けておく。
B.使い終わったら、必ずスイッチを切る。



インバータの規格を確認
購入する場合、インバータの規格を確認し、 使用条件に合ったものを購入しましょう。

出力電力には、定格出力と最大出力がありますが、最大出力は瞬間的な数値ですから、 定格出力を基準にします。
定格出力が200Wの場合、100Wのテレビと50Wのビデオが余裕を持って使えますが、 これはインバータの電源回路をシガープラグからでなく、専用回路を使った場合です。

大容量インバータの使用は、
【皆さんのエスティマ ご紹介記事】の中の、 「しんご」さんの紹介記事にありますので、併せてご覧ください。



小電力でも、しっかりした電源供給を


インバータの電源をシガーライターから採ることができますが、 シガーライター回路の許容電流が少ないため、出力規格一杯の使用はできません。
低出力のインバータであっても、このHPの別の記事にある「大容量電源回路」を作り、そこから電源供給してください。

私が使ったインバータは200W出力のものなので、最低でも30Aの電源回路が必要です。
太いケーブルをバッテリー直結にして、カーショップで求めた30Aリレーを入れ、ACC連動電源にて「きり忘れ」を防ぎます。

この回路を使うと、家庭用のTVやビデオを同時に使っても十分に余裕があります。




ノートパソコンを使用中
車内でパソコンを使うと、内臓バッテリーの消耗が気になります。
パソコンのACアダプタをつないで使えば、バッテリーを充電しながら、しかも消耗を気にせず使えます。

車内で使うパソコンには、防塵用のキーボードカバーを付けると一層安心できます。



バッテリーを充電中
私用や仕事に使っている Canonのセミプロ仕様、 3CCDのデジタルビデオカメラ 「XL−1」。

画像が奇麗で面白い映像効果も出せるので、車内のモニタテレビ(当然ACインバータ使用)で画像チェックをしますが、 カメラのバッテリー消耗が激しいのも事実です。

バッテリーは予め撮影予定時間の2倍分を用意しているのですが、それでも途中で無くなることが心配です。
車内では、常にバッテリーの充電をしながら撮影の準備をしています。

(こんなことをしている私の職業は、何でしょうか?...)


消費電力の目安

使用できる電力量を白熱灯で換算すると、100Wの電球を1個使えるのが定格出力100Wのインバータで、 2個使えるのが200W、3個なら300Wと考えてください。

使う家電製品の消費電力を知るには、「取説」や製品の裏などに明記されている「消費電力(W)」を調べます。
ビデオデッキなら50W程度、14インチテレビは100W前後の消費電力ですから、 2台を一度に使う場合、両方の合計で150Wになります。
これなら定格出力200Wのインバータでお釣がきます。
この程度で使うなら問題はありませんが、最大出力が300Wと書いてあるからと、 それに近い消費量で使うのは止めるべきです。

なお、インバータは消費電力により熱くなるため、内部冷却のためのファンが付いていますが、 風通しの良いところに設置しなければなりません。
(夏場はクーラーの吹き出し口は冷却されるので最良ですが、冬の暖房の出口付近は止めましょう)


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