ケーブルの車内引き回し

車内に電装部品が増えてくると、多くの配線が必要になります。
エスティマの場合、電装品を2ndシート横や下、3rdシート横や下、
ラゲッジルームに置くことが多く、大量の配線がフロントから後部席まで
這い回ります。

このようなケーブルを皆さんはどのように配線しているでしょうか?
見栄えが良く、邪魔にならないような一つの案としてご覧ください。


難易度 ★☆☆☆☆
作業時間 1時間程度
費用 数千円



車内配線の趣旨

趣旨なんて大袈裟なことではなく、試行錯誤したお話です。
皆さんはどのように配線しているかを「天才たまごねっと」で問い合わせした結果、 多くの方が「ドアステップを使っている」との回答を得ました。

私の場合、配線ケーブルの種類が多く、ケーブルをまとめた直径が40mmにもなり、左右のドアステップを使っても入りません。
そうなら、無理をしないで「ケーブルを奇麗に見せよう」という趣旨で配線を考えました。
その概略は、

1.太い配線がセンターコンソール下から運転席左側に来ます。
2.運転席下を通って運転席右後ろ側に出します。
3.2ndシート右の壁下を通り...
4.途中で分岐しながら3rdシート下まで到達します。

私の場合、8連奏CDチェンジャ、10連奏CDチェンジャ(2台)、バックモニタ、アマチュア無線機のコントロールケーブル、 広帯域受信機アンテナ、30A用電源ケーブル(数本)などがこの配線に該当します。


バッテリーから引き込まれた電源ケーブルを、電装品系列毎に2グループに分けコルゲートチューブで覆いました。
2グループの系列は、例えばオーディオ関係と無線関係のグループです。
分けた理由は、1本が太くならないこと、ケーブルが途中で分岐しやすいこと、などからです。

コルゲートチューブはカーショップにありますが、結構高価ですから「適度」に使いたいのですが、 力を掛けると曲がったままになるので重宝です。
(左図でエンジンルームに沿って曲がっていることが分かります)

チューブの要所要所をタイラップやビニルテープで括っておくと良いでしょう。
バッテリーからの配線を2グループに分け、コルゲートチューブで包む
(小物入れは取り去っています)


配線は後部席にまわすため、運転席下部に引き込み隠します。

当初、見栄えのために運転席の正面下からケーブルを通していたのですが、座席がスライドするとケーブルと干渉するのです。
そのために、座席の左側、スライドレールの下側からケーブルを通して干渉を防いでいます。

このとき、ケーブルの先に針金(針金ハンガーを伸ばして)を付けて座席をくぐらせれば、座席を外さなくとも線が通ります。

なお、緑の〇内はバックモニター用のスイッチユニットです。
フロントからの配線は運転席下部へ


座席下からの配線は2ndシート下の真ん中を通しても良いのですが、 2ndシートに座る人の足に違和感が生じますし、無用のトラブルを出さないためにもケーブルは壁際に迂回させます。

(実際のケーブルは運転席に隠れていて見えないのですが、 少し後方に引き出して見やすくしてあります)

配線は後部席にまわすため、運転席下部を通り、ドア後方から壁下に出てきます。
なお、この部分のケーブルはコルゲートチューブを使わず、ビニルテープを巻き、安く仕上げています。

運転席下部から壁際へ


こんなイメージで取り回し、フロアカーペットで配線を隠します



   ドアステップも利用しています


側面の3個のネジ(赤い〇)を取り、ドアステップを上に持ち上げれば外れます。

何本もケーブルを通すだけの余裕がありませんので、「適度な本数」にしておきます。
後でドアステップをネジ止めする際、ネジでケーブルを傷めないよう、ケーブルをボディーにテーピングしておくと安心です。

ドアステップの左右のケーブルは、カーペット下に隠し見えないようにしましょう。


GO TOP