「ACC連動電源」の取出し方

ACCオン/オフと連動する電源の、簡単な取り出し方をご案内します。


難易度 ★☆☆☆☆
作業時間 数分
費用 1,000円程度




車内に設置する電装部品の中には、 エンジンキー(ACC)と連動する電源が必要なものがあります。
例えばCDチェンジャーやカーナビなどで、それらの機器は、主電源をACCラインからとり、 内部のメモリーバックアップのために、バッテリー直結電源も必要とします。

バッテリー直結電源は、その通りにバッテリーに接続すればよいのですが、 ACC連動電源はどこからとってよいか、ちょっと迷ってしまいます。
そこで、室内側のヒューズボックスからACC電源を取り出す方法を考えましょう。



ヒューズボックスの中から、エンジンキーをACC位置に入れないと通電しないヒューズを選びます。
例えば、エンジンキーを抜いたときに切れてしまう「ラジオ関係」や「ワイパー」などがこれで、私は喫煙の習慣がないため、 使うことの無い「ライター」部分を使っています。
ライター用ヒューズは15A(基幹線の電力容量)が入っていましたが、ライターを使わない前提で考えても、余裕をみて10A程度、 ワット数なら130W位までの電力を扱いましょう。

分岐線付ヒューズの容量は何種類かありますので、差し替える場所と使用容量にて、見合ったヒューズを使います。
例えば、元々の基幹線が15A(ヒューズに15Aが差し込まれている)ならば、そのラインには10A程度の電装品がつながっているでしょうから、 その電装品を使うことを考慮すると、分岐線側の消費電力はそれほど取れないことに注意してください。
私のように「ライター」を封印してしまったら、そのラインの許容量一杯の電力が使えますが、もし時々ライターを使うなら、 その間は許容量オーバーになってしまいます。

分岐線側にもヒューズを入れます。(はじめからヒューズ付きも売られています)
その容量は、先の説明により決めてください。
  ACC連動回路から
分岐ヒューズにて取り出す



分岐された側にもヒューズを入れる


配線の概念図
分岐線付ヒューズは、左図の一番下の図のように設置します。
分岐線をバッテリー側から取ることで、元々のヒューズ容量をオーバーしないようにすることと、 分岐線側と本線との両方にヒューズがあることで、回路の独立性が保たれます。

分岐したケーブルは、車内ヒューズボックスの隙間からセンターコンソール側に落とすと、線が目立たずに良いでしょう。


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