雨の日も見やすい、フォグランプの取り付け

夕闇時や濃霧時の視界確保に威力を発揮するフォグランプですが、
取り付けには道交法による多くの制約があるようです


難易度 ★★☆☆☆
作業時間 1〜2時間
費用 10,000〜40,000円



2000年9月16日、エスティマ倶楽部全国オフ会が豊田市でありました。

そこに集まった方々でフリーマケットが開かれ、 私は『はう』さんから新品のフォグランプを超格安で購入しました。
早速アエラスに取り付けましたので、その内容をお知らせします。




セットの内容です。

フォグランプをはじめ、電源ハーネス、接続コネクタ、スイッチなどが梱包され、 素人にも分かりやすい説明書が付いています。(細かなパーツの使用方法は無かったが...)

このパーツ以外に用意する物はありません。




配線の確認をします。

フォグランプを取り付ける前に、ヒューズ、リレーを設置する場所と、 それらとフォグランプを繋ぐ電源ハーネスの長さが、実際に付けるフォグランプの取り付け位置に合うかを調べておきます。

このとき、フロントグリルを外しておくと作業が楽にできます。





フォグランプを取り付けます。

フォグランプはバンパーの下に吊るすのが一般的でしょう。
バンパーに既存のボルトが在れば共締めできますが、無い場合はバンパーにネジ止めします。

私のアエラスは純正エアロですが、バンパーが柔い感じです。
キットの中に取り付け用ネジ、裏止め用金具、両面テープが入っていますのでそれらを使ってしっかり止めますが、 光軸が進行方向に対して平行になるよう注意します。

このフォグランプには内部のメンテナンスの関係で上下があり、逆に付けるとナジ穴から水が入り込み内部を壊す可能性があります。
図のようにバンパーに吊るすと防水はOKです。

アエラスの場合、バンパーの内部に吊るすと見栄えが良いようです。



フォグランプの配線図です。

フォグランプの電源はバッテリー直で取りますので、 その間に20Aヒューズ、リレー、オン/オフスイッチを入れます。

オン/オフスイッチはリレーをオン/オフしますが、リレーの電源はスモールランプのラインから取ります。
したがって、スモールランプがオン時にのみフォグランプをオンすることが可能です。

スイッチは室内インパネあたりに付けますので、スモールランプのラインは近くから得ることになりますが、 ご承知の通りエスティマのインパネ外しは大変です。
インパネを外したことが無い人や配線関係に弱い方はボンネット手前に在るスモールランプ・ラインから分岐したほうが楽です。

なお、ボンネット内部から運転室へリレーの電源コードを引きますので、上記の線を同時に引いても簡単にできます。



フォグランプ側の配線です。

フォグランプのプラス電源をハーネスにギボシ接続し、 マイナスは予め結線されているラグ端子でフレームに止めます。 (線の長さからこの場所しか見つかりませんでした)

このフレームのネジ部分はしっかりアースされているように見えますが、実際はそうでもありません。
トラブルを防ぐために、このネジ部分を同時にアーシングしておくことをお勧めします。
(私の場合、左は点灯し右は点灯しない、というトラブルがありました)



バッテリー側の配線です。

安全のため、バッテリーのマイナス端子を予め外しておきます。

バッテリー取り付け用のボルトを使って、ヒューズとリレーをしっかり止めます。
その後、プラス側のケーブルをバッテリーのプラス端子にネジ止めします。

ボンネット内部は熱くなる場所ですが、この辺りにリレーなどを置いても大丈夫です。



スモールランプラインからの取り出しです。

リレー電源はスモールランプラインから得ますが、 途中にスイッチを入れてフォグランプをオン/オフします。

スイッチは室内に付けるので室内側でスモールランプラインを探せば良いのですが、 面倒な場合はボンネット側から引きましょう。
見難いですが、写真の赤○部分がスモールランプです。



ボンネット側から室内への配線。

ボンネット側にあるリレーの電源ケーブルと、 スモールランプラインからの線をコルゲートチューブに入れて室内に導きます。
(この具体例は別の記事にありますので参照してください)



室内側スイッチ。

室内側に入ってきたケーブルと付属のスイッチをギボシ端子で接続し、 インパネの適当な場所にスイッチを付けます。

私のアエラスではメータパネルの照度コントロールの場所が空いていたので、 黒いプラスチック板にスイッチが入る穴を開け、表面を紙ヤスリで『ヘアライン』化しました。

スイッチ板の写真へ

スイッチにはLEDが点灯するようになっているので、スイッチからのアース線をボディーに接続します。



動作確認





フォグランプは『補助ランプ』なので、これだけで明るさを求めることはできません。

平坦な場所にクルマを止め、前方40mよりも手前を照らすようにフォグランプを上下に調整します。
上向きにすると、対向車がとても眩しい思いをしますよ!



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