自由な位置でワイパーを止める方法について、皆さんと考えましょう |
難易度 | ★...? |
作業時間 | 30分程度 |
費用 | 500円 |
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ワイパーを中央で止めている一般のクルマを見ますが、
エスティマのワーパーは左右に開くので、両端で止めるとかっこいいですね。 ワイパーを自由な位置で止める方法は幾つかあるようですが、難しい方法や機械的な改造をしない方法を考えましょう。 ここで紹介する方法は電気的な改造なのでとても簡単です。 他メーカのクルマで長期間実践していたものですが、それをエスティマに応用したのです。 |
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センターコンソール上部にある室内ヒューズボックスに着目します。 その上蓋の裏には各電装品に対するヒューズの場所が明記されています。 その中から「フロントワイパ」のヒューズを見つけてください。 左の写真では分かりにくいかもしれませんが、拡大したものも載せておきます。 |
今回の原理を確認しましょう ![]() |
裏蓋から判明した「フロントワイパ」のヒューズを抜きます。 次に、エンジンをかけてワイパースイッチを入れてみてください。 ワイパーのヒューズが無いためワイパーは作動しませんね。 ではワイパースイッチを入れたままで、抜いたヒューズを差し込んでください。 今度は電気が流れてワイパーが作動します。 そうであるならば、ワイパーが止めたい位置にきたらヒューズを抜くと... そこでワイパーが止まる! そうです、これが原理です。 止めたい位置でヒューズを抜けばワイパーが止まりますので、この操作を安全、且つスピーディーに行うのが今回の改造です。 抜いたヒューズは、トラブルが発生した場合の対処用として、ヒューズボックス内の予備ヒューズ入れに保存しておきます。 |
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先の原理から解るように、ヒューズを抜き差しすると自由な位置でワイパーが止まりますので、
ヒューズの抜き差しの代りにスイッチを付け、それをオン/オフすることで対応するのです。 スイッチ迄の配線は、ヒューズボックスに差し込む側に接続用の平板端子を使います。 ただ、この大きさでは差し込めませんので、平板の左右をヤスリで削ってほんの少し細くします。 次に、接続用の平板端子にリード線を付け、プラス(バッテリのプラス)側には30Aのヒューズを入れます。 その先には取り扱いやすくするために、コネクタを付けておくと便利です。 |
![]() ヒューズボックスを通して インパネのスイッチまで配線 ![]() |
![]() 接続用の平板端子をワイパ用ヒューズの端子に差し込みます。 奥まで差し込めない場合は平板端子を削って細くしますが、細くしすぎないように注意します。 配線はヒューズボックス内部を通してインパネの裏側に出し、インパネに付けたスイッチまで配線します。 (スイッチは適当なものを利用します) このスイッチをオンにしたままでワイパースイッチを入れるとワイパーが動きますので、好みの場所になったらスイッチを切ります。 これでどの位置でもワイバーが固定されますし、突然の雨でも慌てることがありません。 |
ワイパーを両側に立てて運転していると結構目立つようで、 すれ違うエスティマだけでなく、一般車も眺めていきます。 でもその目が私に向いた時、「オヤジが運転している」という顔をされるので、ちょっと恥ずかしい... ![]() ![]() |
Information ワイパーを止めると常に立っているようにする「機械的な変更方法」の問い合わせが多いですが、 私からはお教えできません。 デーラでもワイパーの設定を変更した場合は保障外になるとかで、いい顔をしませんでした。 たまたま、1年半の定期整備の時、ワイパーを普通にした状態でデーラに持ち込み、 「ワイパーにビビリがあるんだけど?」と言っておいたら、運転席、助手席ともにワイパーアームごと無料交換してくれました。 機械的な変更をしていたら絶対に無いことですね。 |