エスティマのプラグコードを変えるのは大変な作業です。 気合を入れて頑張ってください!! |
事前に作成したNノロジーの取付です 取り付けのために、下記の手順でエンジンルームの分解を行います。 @.エンジン下を覆っているロアパネルを外す。 A.運転席側のスカッフプレートを外す。 B.センターコンソールの小物入れを外す。 C.運転席シートの取り外し。 D.ジャッキ固定版を外す。 E.カーペットをめくる。 F.サービスハッチパネル(エンジンルームカバー)の取り外し。 G.エンジンヘッドカバーの取り外し 慣れれば30分程度です。 |
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@.エンジン下部のロアパネルを外す この作業はエンジンが冷えているときに行ってください。 ロアパネルの内側には排気管が通っていますので、熱いときは大変危険です。 車高を下げていないエスティマの場合、運転席側の下にシートを敷き、そこに寝ながらロアパネルを外すことができます。 車高を下げているなら、当然ジャッキアップが必要です。 ロアパネルを外すと、下側からエンジンが見え、エンジンの左側にデストリビュータ(デスビ)にささっているプラグコードが見えます。 見えるなら、プラグコードを抜いて交換できそうですが、プラグ側のソケットが長すぎるため、 サービスハッチパネル(エンジンルームカバー)にぶつかり出てきません。 そのため、面倒な手順で作業するのです。 |
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A.運転席側のスカッフプレートを外す この作業はカーペットをめくるための前作業です。 先ず、3ヶ所の赤い矢印部分にあるネジを外し、次にスカッフプレートを上に引き上げるようにします。 このとき、スカッフプレートの左右が外しにくいので、注意して外してください。 |
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B.センターコンソールの小物入れを外す この作業もカーペットをめくるための前作業です。 当HPのインテリアにある 『フロントコンソールボックスを外しましょう』 を参照して外してください。 |
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C.運転席シートの取り外し この作業もカーペットをめくるための前作業です。 スカッフプレートを外したら、緑の○部分にカーペットをボディーに止めているプラスチックが3個ありますので、 これを手前に引いてカーペットをボディーから切り離しておきます。 運転席のイスは4ヶ所でボディーにネジ止めされています。 イスを一番後ろに移動すると前側のネジ部分が見え、一番前にすると後ろのネジ部分が見えます。 ネジの上部はプラスチックのカバーで覆われていますから、小型のマイナスドライバーでこじって取ります。 プラスチックカバーが取れたら、そこにあるネジを外します。 4本全てのネジが取れるとイスを外すことができますが、イスは大変重いですよ。 なお、運転席のイスを外す際、イスの下にあるシートベルト警告用のケーブル(下写真にある緑の○)を切り離しておきます。 |
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D.ジャッキ固定版を外す この作業もカーペットをめくるための前作業です。 ◆エンジンルーム側に在るジャッキ固定版は、ボディーに2ヶ所ネジ止めされています。 ◆サイドブレーキレバー側に在るイス固定板は、下側2ヶ所でボディーにネジ止めされています。 |
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E.カーペットをめくる いよいよカーペットをめくることができます。 サイドブレーキレバー周囲のカーペットに注意して、カーペットを助手席側にめくります。 カーペットは奇麗にめくれません。 左の写真よりもう少し助手席側にめくれる程度です。 |
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F.サービスハッチパネル(エンジンルームカバー)の取外し サービスハッチパネルは9個のネジでボディーに止まっています。 (左の写真では見えているネジについて赤○しています) このネジを全て取り去るとサービスハッチパネルを外すことができます。 |
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G.エンジンヘッドカバーの取り外し サービスハッチパネルを外すとエンジンヘッド部分が見えます。 エンジンヘッドカバーは3個のネジ(赤い○)でエンジンに止まっています。 このネジを全て取り去るとエンジンヘッドカバーを外すことができます。 右はエンジンヘッドカバーを外したもので、プラグコードが左に延び、デスビがエンジンの左側に在ることが分かります。 |
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4本のプラグコードを間違えるとエンジンが掛からなかったり、
不安定になりますので、配線図を取り寄せて確認しましょう。(上記はエスティマ・アエラスのものです) 配線図はエンジン側から見た図になっています。 |
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デスビからプラグコードを抜く デスビには4本のプラグコードが刺さっています(写真上)。 各プラグには、コードが抜けないようにロックキャップが着いています。 しかし、狭い所なのでこのキャップを抜くにはコツが必要です。 車体の下に横たわり、下側からデスビを見て各ケーブルのロックキャップの位置を確認します。 また、上記の配線図でデスビ側を見てください。 19531と19532という番号の付いたものがロックキャップで、19531をB、19532をAと呼称し、 ロックキャップの上にもその記号が刻印されています。 配線図のデスビ部分をご覧いただくと、19531のロック部分は左下に、 19532のロック部分は左上に在ることが分かりますので、実際のデスビ部分と比べてください。 ロックを外すには、車体の下側から行います。 デスビに刺さっているケーブルのロックキャップを、写真のようにロックキャップの『ロック部分(溝が切ってあります)』に 細いマイナスドライバーを差し込み、ロック部を外側に開くようにします。 初めは難しいですが、一つ外れれば要領が分かりますので、他のコードも同様に外してください。 |
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Nノロジーを付ける 4本のプラグコード全てをNノロジーコードに替えます。 アースは各プラグの下にあるボルトに、ラグ端子を使って共締めします。 写真のNノロジーは2回目に作成した物で、熱収縮チューブはこれまでの説明の物とは異なり、 灰色で12Φのチューブを使ったものです。 |
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<< アーシングを行う >> ■ アーシングは Nノロジーの効果を高め、安定して使うために必ず実施してください。 @.写真上 エンジンヘッドとバッテリーのマイナス端子を、太い方の金属メッシュで接続しアーシングします。 エンジンヘッド側は内径10Φのラグ端子を、バッテリー側は6Φのラグ端子を使います。 A.写真中央 エンジンヘッドからのケーブルをバッテリーのマイナス端子に接続します。 B.写真下 バッテリーのマイナス端子からケーブルを出し、ボンネットの共通アース端子に内径10Φのラグ端子を使って接続します。 |
@.Nノロジーを取り付け走行する前に、 必ずCPUのリセットを行ってください。 リセットに要する時間は最低でも1時間が必要ですから、エンジンルームの分解を始める前にバッテリー端子を外しておけば、 取り付け完了時にはリセットもできているはずです。 A.Nノロジーを取り付けたら、各パーツを戻す前に必ずエンジンを掛けてテスト運用してください。 (バッテリーを戻すことを忘れないように!) 全て戻してからテスト運用し、その時点でエンジン回転がおかしい事が分かると、もう一度、全てをバラさなければなりません。 これ、しんどいですよ(経験者は語ります)。 B.テスト運用が終わったら実際に走行します。 すると『アクセルを踏んでも重い! へんだ!?』 という感じがすると思います。 失敗かな?、と思う前にエンジン回転に異常が無ければ走り込んでみてください。 走り込むほど、次第に気持ち良く加速していきませんか? CPUが『まっさら』なので、走れば走るほど、走行パターンをCPUが新しく学習しているからです。 C.注意として、初めに走行するときはNSEVなどは全て外してください。 これでNノロジーの走行パターンのみが記憶されます。 トルクが増加し気持ち良く走れるようになったら、NSEVを付けて、さらなるパワーアップをしましょう! |