Nノロジーの作り方

エスティマ倶楽部の「とーとー改め、はう」さんがNノロジーの実験を公開しています。
私のNノロジーは「はう」さんからご指導を得ました。

詳細説明は「はう」さんのHP たまごから生まれた写真館 をご覧ください。



 



Nノロジー作成材料



@.端子
(内径10Φが6個、内径6Φが2個)

A.金属メッシュコード
(内径8Φを3m と内径15Φを3m)

B.熱収縮チューブ
(内径10〜12Φ程度のもの、3m)



ディーラで購入したエスティマ用純正プラグコードで、これで1セット。
但しデスビケーブル(赤い×)は使わない。

クルマでの作業を短縮するために、予めNノロジーを作成しておくために用意します。
(現在着いているプラグコードを外し、それに加工する場合は不要)

なお、以下の手順でプラグケーブルを加工しますので、 トラブルの対応に予備を用意しておくことをお勧めします。




デスビ側のコゴム製ネクタキャップを、カッター等ででカットする

カットする理由は、以下の作業で金属メッシュコードにプラグコードを通し、 その上に熱収縮チューブを通すのですが、プラグコードの左右どちらもコネクタ部分が大きすぎて、 これらを通すことができません。
そのために工作しやすいデスビ側のコネクタキャップを分解するのです。

ケーブルを破損しないように注意して、カッターでゴムに切れ込みを入れ、キャップを剥がします。
私は下側に切れ込みを入れました。




金属メッシュコードの長さを決める

各プラグコードに対し、内径8Φのメッシュコードをあて、長さを決めます。
デスビ側(写真左側)、プラグ側(写真右側)ともにコネクタ部分から必ず4〜5センチ空けます。 (実際は赤い線程度の長さになります)

エンジン側にアースする部分は、プラグケーブルから10センチにします。






8Φメッシュコードにプラグコードを通す手順

@.アース用に折れ曲げる部分のメッシュに、小型のマイナスドライバーなどで『隙間』を作ります。

A.その『隙間』を左右に大きく広げながら、金属メッシュコードを左右から押すと、内径が広がります。

B.『隙間』と内径が広がったら、プラグコードをデスビ側から『隙間』に挿入します。

C.プラグケーブルが通たら、左右のプラグとの距離を確かめた上で金属メッシュコードを左右に引っ張ります。

引っ張った結果、メッシュコードが長くなってしまったら、伸びた分をカットします。
ここではメッシュコードをプラグコードにしっかり密着させておきます。












10〜12Φの熱収縮チューブに、先のプラグコードを通す

<< 作業の概念 >>

◆3〜4cmの熱収縮チューブ@を先に通します。
◆アース線にラグ端子を付ける前に5cm程度のチューブBを通します。
◆メッシュ被服用にAのチューブを通しますが、アース線から先は切れ込みを入れます。
◆Aのカットした部分に@を被せます。
◆チューブ各々を加熱し、収縮させます。


<< 作業手順 >>

@.金属メッシュの先端はテーピングしておくと通り易く位置ズレがありませんが、 後で必ず取り去ってください。

チューブを無理に押し込むためにコネクタ部分を何度も回したりすると、プラグケーブルを断線させますので注意します。
私は初めに10Φを使いましたが、12Φの方がやや通し易いです。

A.熱収縮チューブが通ったら、金属メッシュに位置ズレが無いか確認します。
(写真下のように、赤く書いた部分に金属メッシュが有るようにします)

B.アース側になるメッシュにも熱収縮チューブを5センチ程度通しておきます。

C.熱収縮チューブをライターなどで収縮させ、内部の金属メッシュコードがプラグコードに密着するようしっかり収縮させます。

ここで12Φを使っていると、熱収縮チューブが厚いのとメッシュとの空間が多いため、熱収縮作業に時間が掛かります。

このような作業をプラグケーブル4本について行いますが、 完成したら断線が無いか、テスターで導通テストを必ず実施してください。




Information

私が初めて作ったNノロジーを数時間かけて取り付け、 全てを戻してからエンジンを掛けました。

アイドリングは静かに回っています。
『うまくいった!』と喜んでエアコンを掛けると...
急にエンジン回転にバラツキが出たのです。

配線を間違えてたのか、プラグの接触不良か、ケーブル内部の断線か ???
再度配線のやり直しをしても治りません。
幾つかのHPを再度読んだり、『はう』さんとメイルでやりとりした後、プラグと金属メッシュとの間隔を多くした結果、 エンジン回転が安定しました。
これは金属メッシュコードがプラグに近いと、そこでリークが発生してエンジン動作が不安定になります。
特に負荷が掛かるとリーク量が多く不安定さも増加するようです。

これが4〜5センチ離す理由で、本家ノロジーもこのようになっているそうです。


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