ちょっと昔のことですが古い蔵がありました。
このページはその蔵にあった昔の雑多なものの中から、
おもしろそうなものを選んでお見せするものです。
昔のものはどんな風に使うものかわからなかったり、何と書いてあるか読めなかったり、
知っている人が死んでしまったりで、なかなか役に立ちません。
また骨董品として価値があるという程でもありません。
例えば古い写真があります。写っている人も分からず、なんだかわからなくても
昔の着物を着て、むかしの風景の中にいます。
現在の住宅事情ではいろいろな不要なものを置いておく場所もないのですが、
それでも捨てしまってはもう作ることは出来ません。
お金では買えないこの世に残った昔の人々の遺品です。
そんなものを丹念に見て、昔の緩やかな時間の流れの中に身を置くことは、
この騒々しい世の中に流されないひとつの方法かもしれません。
お茶でも飲みながらご一緒にいかがでしょうか?